大久保嘉人に見る、ベテランの味わい方(J論)

「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-5[H] ヴァンフォーレ甲府戦『目玉を描き入れる』(20.7.16)

『この日の僕は36.0度』2020.7.15

『この日の僕は36.0度』2020.7.15

2020年7月15(水)
J2第5節 東京ヴェルディ vs ヴァンフォーレ甲府
19:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]1,346人 [天候]雨のち曇、無風、気温19.6℃、湿度90%

東京V 4‐2 甲府
前半:1‐1
後半:3‐1
[得点]
1‐0 井上潮音(37分)A井出遥也1
1‐1 今津佑太(44分)
2‐1 井上潮音(58分)A小池純輝1
3‐1 井出遥也(66分)
4‐1 若狭大志(75分)
4‐2 山田陸(78分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。井出の得点につながった井上のパスはアシスト未満とす。

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2   若狭大志
DF6   高橋祥平
DF5   平智広
MF24 奈良輪雄太(68分 福村)
MF9   佐藤優平(46分* 森田)
MF36 藤田譲瑠チマ
MF11 井出遥也(75分 新井)
MF20 井上潮音
MF19 小池純輝(68分 山下)
FW25 端戸仁(88分 中野)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF16福村貴幸。MF15中野雅臣、14森田晃樹、18新井瑞希、30阿野真拓。FW48山下諒也)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■今季初の先制点は井上潮音の右足

くるぞ、くるぞ、と匂わせておいて、スカしてくるところがある。

ほかでもない、東京ヴェルディによく見られる傾向だ。「画竜点睛を欠く」の体現度におき、今年の東京V以上のチームは日本中どこを探しても見当たらない。

だが、この日は違った。違いすぎるほど違い、回路がバチッと接続されればこうなるんだと思い知った。

味の素スタジアムにお客さんを迎え入れた、J2第5節のヴァンフォーレ甲府戦。前半、37分に井上潮音がゴールネットを揺らすまでの10分弱。ここに至る構成の緻密さ、一連の流れはなかなかのショータイムだった。

29分、左から右へと展開し、ポケットを取った小池純輝がボールキープ。高橋祥平が全体を押し上げてサポートし、井出遥也にボールを預けてペナルティエリアに敢然と入っていく。若狭大志もボックスの中だ。あんなに攻撃に枚数をかけていいのか。身を翻してマークをかわした井出、右足で放ったシュートは岡西宏祐の手に阻まれた。

33分、またも右サイドの深い位置の小池にパスが届き、戻したボールを佐藤優平がシュート。こぼれ球に若狭が詰めたが、ボールはクロスバーを大きく越えた。

36分、今度は中央からの攻撃。相手の死角から忍び寄ってボールを奪った佐藤が、井上にラストパス。右足のアウトサイドでゴールの右隅を狙ったシュートは、岡西のセービングに防がれた。

そして、37分だ。

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