「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】藤田譲瑠チマ「自分の成長を示すには、新潟は一番いい相手」7月29日(水) J2第8節 アルビレックス新潟戦 19:00 味の素スタジアム(20.7.27)

出足だけではなく、眼光も鋭い藤田譲瑠チマ。ボールを狙うハンターの眼だ。

出足だけではなく、眼光も鋭い藤田譲瑠チマ。ボールを狙うハンターの眼だ。 ©TOKYO VERDY

■縦パス、裏を狙うボールを供給できるように

29日のJ2第8節、東京ヴェルディ(14位)はアルビレックス新潟(5位)と味の素スタジアムで対戦する。

ここにきてチームは進境著しく、同等か、それ以上に伸び盛りなのが、ルーキーながら定位置を確保しかけている藤田譲瑠チマだ。

前節のモンテディオ山形戦(0‐0△)は87分まで出場し、今季初の無失点に貢献。鋭い出足で相手の攻撃の芽を摘み、いくつものボールを刈り取った。

「守備では相手のカウンターの起点を抑え、ボールを奪い、セカンドボールを回収できるシーンも多かったと思います。一方、攻撃で自分のところからもっと前にボールをつけられれば。ずっと言われ続けている、縦パス、裏を狙うボールを供給できるようになりたいです。それを加えていくことで、活躍の幅をより広げられる」

当面は、ゴールをアシストするパス、あるいはアシストのひとつ手前のパスを増やしていくことが自身の掲げるテーマだという。

次の新潟は、藤田にとってはデビュー戦の相手である。2019年9月14日のJ2第32節、アウェーの新潟戦。藤田は86分から途中出場した。

「あのゲームは苦い思い出ですね。自分の成長を示すために、新潟は一番いい相手。プレーが向上しているところをサポーターに見てもらい、しっかり勝って勝点を積んでいきたいです」

 

【永井用語 中級編 一】
『RB』
リズム&ブルースの略ではない。リターン・ザ・ボール。相手にボールを持たれている状態、及び奪い返そうとしている局面、プレーを指す。「選手がよくやってくれているおかげで、RBの質はかなり向上しつつありますね」と永井秀樹監督はにんまりだ。

 

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