「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-14[A] ギラヴァンツ北九州戦『負けてあっぱれ』(20.8.24)

2020年8月23日(日)
J2第14節 ギラヴァンツ北九州 vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ ミクニワールドスタジアム北九州
[入場者数]2,939人 [天候]晴、弱風、気温28.8℃、湿度56%

北九州 2‐1 東京V
前半:1‐1
後半:1‐0
[得点]
1‐0 オウンゴール(10分)
1‐1 町野修斗(13分)
2‐1 町野修斗(59分)

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF24 奈良輪雄太
DF2   若狭大志
DF5   平智広
DF16 福村貴幸
MF36 藤田譲瑠チマ(84分 松橋)
MF11 井出遥也
MF9   佐藤優平
MF14 森田晃樹(61分 大久保)
FW19 小池純輝(46分* 山下)
FW20 井上潮音(71分 山本)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF3近藤直也。MF4澤井直人、21山本理仁、33松橋優安。FW48山下諒也、13大久保嘉人)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■ギラヴァンツ北九州、強し

39%――。

23分の飲水タイム、画面に映し出された東京ヴェルディのボール・ポゼッション率だ。ボールを握ることにかけては一方ならぬこだわりを持つ東京Vにおいて、考えられない数字である。

前半、早い時間にゲームは動き、両チームが1点ずつ取り合った。

10分、奈良輪雄太の入れたクロスを永井堅梧がファンブルし、ギラヴァンツ北九州のオウンゴール。

13分、北九州は早いリスタートから攻め入り、新垣貴之が左足のシュ-ト。マテウスが辛うじて身体に当てたが、こぼれ球を町野修斗が蹴り込んだ。

序盤から、目まぐるしい攻防が繰り広げられ、好ゲームは約束されたものに思えた。

東京Vが前からプレスをかけても、北九州は簡単に蹴ってくれなかった。人と人の間を縫ってボールを動かし、収めるべきところで収め、オープンスペースに展開してくる。そして、東京Vがカウンターを打てば、倍返しのカウンターが飛んでくる有り様だ。

プレー強度の高さに加え、フィフティ・フィフティのボールを自分の前に転がす、フィジカルコンタクトの巧さがあった。

(残り 2471文字/全文: 3320文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ