「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-19[H] ザスパクサツ群馬戦『ハーフタイムの2枚替え』(20.9.14)

2020年9月13日(日)
J2第19節 東京ヴェルディ vs ザスパクサツ群馬
18:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]2,263人 [天候]曇、弱風、気温24.0℃、湿度82%

東京V 1‐3 群馬
前半:1‐2
後半:0‐1
[得点]
1‐0 若狭大志(5分)
1‐1 田中稔也(17分)
1‐2 田中稔也(42分)
1‐3 飯野七聖(82分)

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2   若狭大志(68分 クレビーニョ)
DF6   高橋祥平
DF5   平智広
MF9   佐藤優平
MF36 藤田譲瑠チマ
MF14 森田晃樹(46分* 山本)
MF16 福村貴幸
MF20 井上潮音(89分 松橋)
MF19 小池純輝(46分* 山下)
FW13 大久保嘉人(77分 河野)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF3近藤直也、17クレビーニョ。MF7河野広貴、21山本理仁、33松橋優安。FW48山下諒也)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■あっさりと先制できたはいいが

森田晃樹のボールをはじくようなキック。右サイドに送られたロングパスは糸を引くように伸び、相手の頭上を越えたところですとんと下降する。

小池純輝はトラップと同時にボールを前に押し出し、スピードに乗ろうとしたが、コントロールをミス。今季、4得点をマークする小池のファーストタッチは冴えわたっているが、このときはうまくいかなかった。

ボールは後ろに戻され、藤田譲瑠チマがゴール前にクロスを入れる。大久保嘉人の叩きつけるヘッド、清水慶記のセービング、こぼれ球を若狭大志がプッシュ。開始5分、東京ヴェルディが先制点をものにした。

「嘉人さんのヘディングの場面で、キーパーがボールをはじくかもしれないと、こぼれてきそうな目の前にスペースに入っていきました。自分で考えても、なぜあのポジションにいたのか。 基本的に僕のゴールはそういう形が多いので、今後とも狙っていきたいです」(若狭)

まだゲームの流れを見定めている途中の序盤の攻防。あっさり点が取れ、安堵とともに拍子抜けしたところもあった。

相手は3戦無得点で3連敗中、最下位に沈むザスパクサツ群馬だ。だったら、ラクショーだろと考える緑者はモグリである。たとえば、totoの支持率で圧倒的優勢が伝えられるような一戦、鉄板(と思われる)ゲームを落としてきた過去は両手の指ではとても足りない。近頃は必要過多な警戒ムードが、かえってよくない影響を及ぼしているのではないかと訝るほどだ。

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