「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-20[A] レノファ山口FC戦『少しでも勝つ確率を上げる方針が本物ならば』(20.9.20)

『楽しいこともあった山口遠征。それは次回のSBGラジオで』2020.9.19

2020年9月19日(土)
J2第20節 レノファ山口FC vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ 維新みらいふスタジアム
[入場者数]1,829人 [天候]曇時々晴、無風、気温20.4℃、湿度61%

山口 2‐1 東京V
前半:0‐0
後半:2‐1
[得点]
1‐0 浮田健誠(64分)
2‐0 浮田健誠(67分)
2‐1 小池純輝(83分)A山下諒也1
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2   若狭大志(78分 クレビーニョ)
DF3   近藤直也
DF5   平智広
MF16 福村貴幸
MF11 井出遥也(46分* 小池)
MF36 藤田譲瑠チマ(78分 森田)
MF9   佐藤優平(86分 松橋)
MF20 井上潮音
FW48 山下諒也
FW13 大久保嘉人(65分 山本)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF6高橋祥平、17クレビーニョ。MF14森田晃樹、21山本理仁、19小池純輝、33松橋優安)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■土壇場でつかんだPKのチャンス

東京ヴェルディ、最後のチャンスは89分。途中から入った森田晃樹と松橋優安の絶妙なコンビネーションから生まれた。

平智広が左サイドに展開し、ボールを持った松橋は前にボールを運びながら森田に当てて、リターンパスを受ける。くいっと中に入っていく松橋のドリブルのコース取りがすばらしかった。相手を充分に引きつけてから、再び森田にパス。

森田は身体の伸びきった体勢からうまくボールを引っかけてクロスを上げる。これがヘニキの左腕に当たり、西山貴生主審はペナルティマークを指差した。

ゲームは、後半に入ってレノファ山口FCが2点を奪い、東京Vが追う展開。83分、山本理仁が最終ラインの裏に浮き球のパスを出し、抜け出した山下諒也がクロスを入れ、小池純輝がゴールを決める。ディフェンスの足に当たってクロスのコースが変わり、小池は押し込むだけ。まだツキは残っていると思わせる得点だった。

このPKを決めれば、2点ビハインドから追いつける。

僕が気づいたときには、クレビーニョがボールを抱えてボックスの中央に立っていた。ほどなくして、近くにあった井上潮音、森田、山下諒也の3人の輪がほどけ、クレビーニョに駆け寄ってそれぞれ言葉をかけ、ケツをぽんぽんと叩く。

さて、このPKがどうなったか。

(残り 2080文字/全文: 3160文字)

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