「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-27[H] 栃木SC戦『中位脱出の壁』(20.10.18)

2020年10月17日(土)
J2第27節 東京ヴェルディ vs 栃木SC
14:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]1,842人 [天候]雨、弱風、気温13.2℃、湿度81%

東京V 0‐0 栃木
前半:0‐0
後半:0‐0
[得点]
なし

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF36 藤田譲瑠チマ
DF6   高橋祥平
DF5   平智広
MF17 クレビーニョ
DF21 山本理仁(63分 新井)
MF9   佐藤優平
MF16 福村貴幸(81分 近藤)
MF20 井上潮音(63分 森田)
FW48 山下諒也(89分 大久保)
FW25 端戸仁(81分 小池)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF2若狭大志、3近藤直也。MF14森田晃樹、18新井瑞希、19小池純輝。FW13大久保嘉人)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■栃木SCのしつこいディフェンス

予想どおり、開始から栃木SCはガンガン走ってきた。東京ヴェルディのビルドアップに対し、前線の榊翔太、明本考浩がトップスピードで追いかけ回す。

5分、10分、15分経ってもプレッシングの強度は変わらない。もっとも、すぐに勢いが落ちるなら、この戦い方は選択しないだろう。

相手の狙いは、高い位置でボールを引っかけてショートカウンター。ボールを失ってからの帰陣も早い。それらより厄介だったのは、シームレスにつながるディフェンスだった。

攻から守に切り替わった途端、定位置につくのではなく、カウンタープレスを仕掛けながら全体が下がる。パスコースを切りつつボールに食いつくことでコンパクトな陣形を維持し、味方に時間をつくった。

おとなしくディレイからのリトリートをしてくれるほうがどれほど与しやすいか。守備の境目のなさは、ひと息つく余裕を与えてくれない。

そのなかでも、東京ヴェルディは何度かチャンスをつくり出している。

(残り 1945文字/全文: 2711文字)

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