「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-32[H] 徳島ヴォルティス戦『善戦止まり』(20.11.8)

2020年11月7日(土)
J2第32節 東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス
16:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,181人 [天候]曇のち晴、無風、気温17.7℃、湿度59%

東京V 1‐2 徳島
前半:1‐1
後半:0‐1
[得点]
0‐1 清武功暉(18分)
1‐1 藤田譲瑠チマ(43分)A端戸仁1
1‐2 岩尾憲(58分)PK
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2   若狭大志(90分 近藤)
DF6   高橋祥平
DF5   平智広
DF16 福村貴幸(46分* 奈良輪)
MF9   佐藤優平
MF36 藤田譲瑠チマ
MF11 井出遥也(80分 松橋)
MF20 井上潮音(63分 山下)
FW19 小池純輝(80分 山本)
FW25 端戸仁
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF3近藤直也。MF21山本理仁、24奈良輪雄太、33松橋優安、34石浦大雅。FW48山下諒也)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■味方に時間とスペースをつくった端戸仁のドリブル

前半の半ばを過ぎ、勝ち味がどんどん薄まっていくのを感じていた。

徳島ヴォルティスは縦にボールが入り、前を向いて攻撃がスピードアップしたときは高い確率でチャンスをつくる。一方、東京ヴェルディは中をきっちり締められ、外を回されてばかりだ。

特に徳島の2シャドー、清武功暉と杉森考起が中盤で浮いたポジションを取り、うまく捕まえられない。藤田譲瑠チマはケアすべきポイントが多すぎ、キャパシティを優にオーバーしているように見えた。

こうなってくると容易には形勢を変えられない。かといって無謀な攻撃を仕掛け、2点目を失えば致命傷を負うことになる。徳島の攻撃をガードしつつ、安定感抜群のダブルボランチ、岩尾憲と鈴木徳真をいかに切り崩していくか。にっちもさっちもいかない状況に追い込まれていた。

(残り 2393文字/全文: 3179文字)

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