【サッカー人気4位】【J2魔境】ライバルサポも要チェック!…

「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】検証ルポ『2020シーズン 緑の轍』春 ―― 特別なシーズンの始まり(20.12.28)

春 ―― 特別なシ-ズンの始まり

■新型コロナウイルスの猛威

さわやかな風が吹き抜けるランド。3月19日、東京ヴェルディのトレーニングは午後2時から始まった。

練習を取材するメディア関係者はマスクを着用したうえ、クラブハウスのロビーで検温チェックを受ける。おでこにピッとやって36.2℃。問題なし。

ある人は何度測っても37℃台で、帰宅を余儀なくされた。このときはまだ、あららと笑う余裕があった。

厚生労働省が、神奈川県在住の30代男性から新型コロナウイルスが検出されたと国内初の感染者を公表したのが1月16日。2月16日に、第1回新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が開催されている。

そして2月25日、Jリーグは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月15日までのおよそ3週間にわたって、予定されているすべての公式戦の延期を発表した。ところが、コロナは勢いを増していく一途で、3月9日、さらに3月末まで開催を見合わせることになった。

この日、僕は山下諒也と井上潮音、永井秀樹監督の話を聞いて帰った。倉林佑弥広報部長から「申し訳ないんですが、明日から当面の間、外部の方の施設立ち入りができなくなります。今後の取材対応については、またあらためてご連絡しますね」という話があり、それもやむなしかと思った。

異常事態ではあったが、これっきり選手や監督に対面取材ができず、一枚の写真も撮れなくなるとは、年内ランドに足を踏み入れられなくなるとは考えていなかった。まして、シーズンの最後に特大の爆弾が落ちてくるなんて思いも及ばない。

5日後の3月24日、夏に予定されていた東京オリンピックの延期が決まった。

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