【無料記事】【練習レポート】写真ギャラリー『TM アスルクラロ沼津戦』(21.1.31)
コロナ禍におき、プレシーズンの時期は完全非公開というクラブもあるなか、メディアの受け入れを進めてくれていることに感謝しています。当面、大きな困難に際し、みんながちょっとずつ我慢して、一歩ずつ前進していくほかありません。
一方、これとはまた別の判断になりますが、例年、キャンプの時期まではオープンだったんですけれど、今年はトレーニングマッチの詳細は非公表ということになりました。現場からの要望により(永井秀樹監督はわりと無頓着だそうですが)、開幕まで続く方針と見られます。
開幕が迫っている時期ならともかく、1ヵ月前の情報を伏せることにどれほどの意味があるのか。その繊細な神経で長丁場のJ2を戦い抜き、永井監督の壮大なビジョンを実現できるのか。僕はクエスチョンですね。
第一、これではよほどの物好きでなければ取材なんて来ませんよ(この日、東京V側は僕とエルゴラ芥川和久さんのみ)。ほとんどのメディア関係者にとっては何も書けないに等しく、そのためにコストをかけられません。
この時期は練習試合で勝った負けた、あの組み合わせは面白そうだなあとか、知らない顔がいるぞ誰だ、なんてことをみんなで言い合いながら、サポーターはだんだんヴォルテージを上げていくもの。僕が知っているだけでは情報に価値はなく、読者に届いてこそ価値が生まれます。
そうした思索を楽しむには、なんぼなんでも手がかりが少なすぎるでしょう。いろいろな連なりによって、サッカーを取り巻く外野の文化みたいなものも熟成されていくわけで。
今年は現場を回していくだけで大変でしょうからいいとして、今後、クラブには再考を願いたいですね。この手の話は一度ラインを引いたが最後、それがスタンダードになりがちですので、ここに記しておきます。
【今日の29歳差】
根本鼓太郎(17歳)のシュートブロックに飛び込んだのは伊東輝悦(46歳)。じつに29歳差。どっちもがんばってほしい。