「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】連載『中根玄暉 新米サッカーコーチの日常』〈13〉(21.2.20)

東京ヴェルディユース98年組の卒団時の一枚。皆、新たな道を歩み始めた。

東京ヴェルディユース98年組、卒団時の集合写真。皆、新たな道を歩み始めた。がんばれ。

■大久保智明(浦和レッズ)とのLINE

1月26日(火)
行きつけであるAsh稲田堤の担当美容師の繋がりから、ELAGUA TOKYOの練習に参加させてもらうことに。選手に戻ったわけではありません。ELAGUAは、2020年度にソサイチ全国大会で優勝したチーム。練習前に突如現れた森本貴幸選手。森本選手と僕の兄はヴェルディ育成組織の同期である。よく試合を観に行っていた僕のことを覚えてくれていた。
「あんな小さかったのが、こんな大きくなったのか! 気持ちわる!笑」と一言あり、すぐに練習のゲームが始まり、同じチームに。ワンツーから森本選手がゴール。言葉なくとも分かり合えた空間が幸せであった。

2月6日(土)
緑山SCのコーチの週末はサッカー漬けだ。8時に相原中央公園のグラウンドに入り、U-14の練習試合に帯同。12時頃にホームグラウンドの三輪緑山グラウンドへ移動し、幼児、小学1、2年生の体験会がある。ここが勝負時。緑山に入会してくれる子を増やすため、体験に来た子を存分に楽しませる必要があり、全力の1時間だ。午前の疲れが少々残り、
眠気が襲い掛かる時間に始まる。気力を振り絞っているのが実際だ。その後、担当する小学3、4年生の練習が瞬く間に終わり、気付けばあっという間に5時のチャイムである。「この練習楽しかった。またやりたーい。」小学3年生にぼそっと言われた言葉に疲れが吹っ飛び、喜びを感じ、練習メニューを熟考して良かったと感じ、また明日も頑張るかと帰路の車に乗り込む。僕の週末。

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