【マッチレポート】J2-7[H] レノファ山口FC戦『遅ればせながら開花宣言』(21.4.11)
2021年4月10日(土)
J2第7節 東京ヴェルディ vs レノファ山口FC
16:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]2,377人 [天候]晴、中風、気温14.8℃、湿度20%
東京V 3‐1 山口
前半:2‐1
後半:1‐0
[得点]
0‐1 小松蓮(11分)
1‐1 佐藤凌我(13分)A福村貴幸1
2‐1 山下諒也(24分)
3‐1 小池純輝(60分)A佐藤優平3
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2 若狭大志
DF17 加藤弘堅
DF5 平智広
DF16 福村貴幸(88分 安在)
MF9 佐藤優平(72分 石浦)
MF6 山本理仁
MF4 梶川諒太(88分 馬場)
FW11 山下諒也(88分 橋本)
FW27 佐藤凌我
FW19 小池純輝(67分 端戸)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF15ンドカ・ボニフェイス、22馬場晴也、42安在和樹。MF14石浦大雅、33橋本陸斗。FW25端戸仁)
監督 永井秀樹
■佐藤凌我、2試合連続ゴール!
先制したのは、レノファ山口FCだった。
11分、佐藤謙介のコーナーキックから、ファーサイドの小松蓮が打点の高いヘディングシュート。マテウスは脚を出して防ごうとしたが、ポストの内側に当たってゴールに転がった。
ここからが本番だ、と僕はノートに書き込む。とっくに本番は始まっており、そんな悠長な構えでいいはずはない。けれども、現在の東京ヴェルディにおいては、序盤のビハインドこそがリスタート地点としてふさわしく思える。
これまで、相手に先制を許せば、次第に前に出られなくなり、大半のゲームはそのまま押し切られた。リバウンドメンタリティの低さは解消しがたい課題で、逆境に対する弱さは致命的な疵になり得る。勝ち負けのある世界で時に敗者となるのは仕方ないとして、だんだん小さく萎んでいくチームを見ることほど侘しいものはない。
すっかり数えるのを放棄した何度目かのチャレンジである。選手たちが変わろうとしている姿に興味があった。
幸い、ゲームの入りは悪くない。5試合ぶりの勝利を挙げた前節の水戸ホーリーホック戦(2‐1○)から引き続きプレー強度が高く、攻守がシームレスにつながる。そして、連続スタメンの佐藤凌我は相変わらず燃えていた。
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