「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-8[A] FC琉球戦に向けて ~永井監督、梶川、福村~(21.4.16)

2020シーズン、チーム最多の8アシストをマークした福村貴幸。今季は前節のレノファ山口FC戦で、まずひとつ目。

2020シーズン、チーム最多の8アシストをマークした福村貴幸。今季は前節のレノファ山口FC戦で、まずひとつ目。

4月17日のJ2第8節、FC琉球戦(17:00 タピック県総ひやごんスタジアム)に向けて、永井秀樹監督、梶川諒太、福村貴幸は次のように話した。

DF16福村貴幸
――前節のレノファ山口FC戦、佐藤凌我選手のゴールをナイスアシスト。あの場面にあった意図は?
「相手のキーパーとディフェンスの間に山下(諒也)が見えて、そこに出そうとしたんですが、同時にカジ(梶川諒太)がフリーだったので後者を選択しました。結果、カジがうまくスルーしてくれて、走り込んできた(佐藤)凌我がシュートする形に。凌我がきていたのは、はっきりとは見えてなかったですね」

――チームが目指してきた理想的なゴールシーンのひとつだったと思います。実現できた理由は?
「前の選手がいい立ち位置を取れていたから、うまくボールが回る。平(智広)くんがくさびのパスを入れ、凌我の落ちてくるタイミングもよかった。その流れがあって、僕もいい形でボールを持てたと感じます」

――クロッサーの視点から、佐藤凌選手の特長的なことは?
「クロスからのシュート練習をしているときに感じるのは、凌我はジャンプして上で止まれる。ヘディングの滞空時間が長い。まだ試合では見せられていませんが、これから出せるようになってくると思いますよ」

――次節の相手、琉球の印象は?
「去年からボールを持つのは上手なチーム。今年はクロスからの得点が増えている印象です。サイドにもいい選手がいるので、簡単にクロスを上げさせないように相手との距離を詰めていきたい。僕が高い位置を取れればいいんですが、守備のことも頭に置いておかなければいけないのでそこは様子を見つつ、ですね」

――0‐7で敗れた第5節のアルビレックス新潟戦後、永井監督は「選手たちが複雑に考えすぎている部分をシンプルに整理した」と話していました。サイドアタッカーの役割に変化は?
「全体的に立ち位置を修正したのと、ボールを持ったときは前に山下がいるので、まずは裏のスペースを狙う。そこをケアされている場合は凌我へのくさびのパス。裏への意識が強まった感はあります」

(残り 2058文字/全文: 3042文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ