「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐9[H] 京都サンガF.C.戦のポイント(21.4.21)

4月11日、桐蔭横浜大学とのトレーニングマッチ、試合後の即席イベントで、サッカー少年の質問に答える石浦大雅。今日のヒーローになって、ゴール裏でトラメガを持って挨拶を。

4月11日、桐蔭横浜大学とのトレーニングマッチ、試合後の即席イベントで、サッカー少年の質問に答える石浦大雅。今日のヒーローになって、ゴール裏でトラメガを持って挨拶を。

J2第9節、11位の東京ヴェルディ(勝点10/3勝1分4敗 得失点-7)は、3位の京都サンガF.C.(勝点16/5勝1分2敗 得失点+8)と、18時から味の素フィールド西が丘で対戦する。佐藤優平の出場停止により、誰がチャンスをつかむのか。

■石浦大雅をプロたらしめている意外性や遊び心

45分、25分、18分、12分。今季、石浦大雅が出場した4試合、プレー時間はだんだん短くなっているが、逆に存在感は強まっている。不思議なことだと思う。

存在感は期待値とも通じるところがあり、それだけ石浦のプレーが観る者の琴線に触れ、さらなる想像力をかき立てられるということか。

その独自性と魅力は、第6節の水戸ホーリーホック戦(2‐1○)の25分間に詰まっている。鮮やかなスルーパスを通し、頭上を抜くシャペウで相手を翻弄した。

トレーニングの合間、石浦は遊びでヒールリフトを軽々とやってみせる。あの美技をスタジアムで成功させたらどんな歓声が沸くだろう。もう少し余裕が必要だろうが、いつかトライする日がくるのが楽しみだ。意外性や遊び心が石浦をプロ選手たらしめていると言っても過言ではない。

ユース時代から指導する永井秀樹監督は、かねてより石浦の有するサッカーセンスに着目してきた。

「それなりに長く見ているので、彼の豊かな才能は理解しているつもりです。今後、このチームにとって、ひょっとすると日本サッカーにとっていいアクセントをつける存在になるかもしれない」

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