「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-10[A] V・ファーレン長崎戦『ひとまず連敗ストップ』(21.4.26)

『昨年は遠征自粛で、2年ぶりのトランスコスモススタジアム長崎。選手紹介では東京V側にもあたたかい拍手が送られた』2021.4.25

『昨年は遠征自粛で、2年ぶりのトランスコスモススタジアム長崎。選手紹介では東京V側にもあたたかい拍手が送られた』2021.4.25

2021年4月25日(日)
J2第10節 V・ファーレン長崎 vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ トランスコスモススタジアム長崎
[入場者数]4,468人 [天候]晴、弱風、気温25.2℃、湿度30%

長崎 1‐1 東京V
前半:1‐0
後半:0‐1
[得点]
1‐0 カイオ・セザール(28分)
1‐1 小池純輝(57分)

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2   若狭大志
DF17 加藤弘堅
DF5   平智広(46分* ンドカ)
DF16 福村貴幸(72分 山口)
MF9   佐藤優平
MF6   山本理仁(46分* 石浦)
MF4   梶川諒太(90+3分 安在)
FW19 小池純輝(88分 端戸)
FW27 佐藤凌我
FW11 山下諒也
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF15ンドカ・ボニフェイス、28山口竜弥、42安在和樹。MF14石浦大雅、18松橋優安。FW25端戸仁)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■自己犠牲と節度によって持ち堪えている

試合当日、早朝の便で羽田から飛んだ。

長崎空港に着き、てれてれ歩いていると背後から名前を呼ぶ声。知り合いのサポーターだった。前日に現地入りした彼はこれから東京に帰り、DAZN観戦だそうだ。妙な具合の行き違いである。

東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に緊急事態宣言が発出されたことを受け、試合2日前、トランスコスモススタジアム長崎のビジター席の設置がなくなった。スタジアムに入る方法がないわけではないが、何かあってクラブに迷惑をかけたくないと言う。「観光は楽しかった」というのがせめてもの救いか。

急な変更につき、どう対処するかは各々の判断があるだろう。僕もまた、今回は自粛すべきか迷った。決して少なくない人たちの自己犠牲と節度によって、サッカー界は持ち堪えているのだとあらためて思う。

東京ヴェルディのキックオフでゲームはスタート。最初にシュートを放ったのはV・ファーレン長崎だった。2分、カイオ・セザールのシュートは平智広が身を挺して防ぐ。

5分、中盤でフリーの名倉巧に対して、山下諒也が猛然とプレスバックを仕掛けてボールを奪い返す。山本理仁が前に出ていたところをカバーするナイスプレーだった。

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