「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】加藤弘堅「身が引き締まり、負けたくない気持ちはいつも以上に」 5月16日(日) J2第14節 ギラヴァンツ北九州戦 15:00 味の素スタジアム(21.5.14)

古巣・ギラヴァンツ北九州との一戦に臨む加藤弘堅。

古巣・ギラヴァンツ北九州との一戦に臨む加藤弘堅。

■古巣への感謝の思い

4月25日から5月11まで東京都に発出されていた緊急事態宣言は5月末までの延長が決定。その一方、これより先の東京ヴェルディのホームゲームはリモートマッチではなく、上限5,000人でビジター席設置なしを条件とする超厳戒態勢で開催されることになった。

16日のJ2第14節、東京ヴェルディ(15位)はギラヴァンツ北九州(19位)と味の素スタジアムで対戦する。加藤弘堅にとって、昨年まで所属した北九州は、キャリア最長の6シーズンを過ごした古巣である。

「リーグ戦の1試合にほかならないとはいえ、北九州は6年間お世話になったチーム。小林伸二監督とJ3を優勝し、昨年はシーズン前半を首位で折り返すなどサッカー界で注目を集めることができました。当然、感謝の気持ちが強く、思い入れはありますよ」

昨季、攻守一体となったアグレッシブなサッカーで旋風を巻き起こした北九州は5位の好成績。各々の選手が高い評価を獲得した結果、加藤をはじめ、多くの主力がチームを去ることになった。

「まだ一緒にやっていた選手やスタッフがいますので、対戦は身が引き締まり、負けたくない気持ちはいつも以上にあります。メンバーは変わりましたが、チームの方向性やスタイルは大きく変わってない。小林監督は組織を非常に大事にされる方で、目指すチーム像がある。結果が出ずに苦しんでいますが、このまま終わるチームではないはずです」

加藤の見立てによると、「相手をしっかり分析し、ストロングとウィークを洗い出してチームに落とし込む作業はしますが、相手に合わせていくことはあまりしない。まずは自分たちのサッカーをしようと入ってくる」。その点は東京Vと似通ったものがある。ゲーム序盤はどちらが先にペースをつかむかの勝負だ。

以降、東京Vは第15節のジュビロ磐田戦、第16節のブラウブリッツ秋田戦とホームゲームが3つ続く。この日程的な偏り、プラス要素を生かさない手はない。

永井秀樹監督は言った。

「ちょうどシーズンの3分の1に差しかかる時期。難しいゲームが予想されますが、われわれのサッカーを90分できるように、内容と結果の両方を突き詰めていきたい。これからノッていくために、いいきっかけをつかむホーム3連戦にしたいです」

 

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