「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐17[A] ファジアーノ岡山戦のポイント(21.6.5)

山下諒也は貪欲な姿勢で成長を続ける。   (C)TOKYO VERDY

山下諒也は貪欲な姿勢で成長を続ける。   (C)TOKYO VERDY

J2第17節、11位の東京ヴェルディ(勝点21/6勝3分7敗 得失点-7)は、13位のファジアーノ岡山(勝点19/5勝4分7敗 得失点-1)と、19時からシティライトスタジアムで対戦する。今季初めて、アウェーの地で勝どきをあげられるか。

■進境著しい山下諒也

昨季、岡山とは1勝1敗。9月9日のJ2第18節、アウェーで挙げた勝利(1‐0)は山下諒也のゴールが決勝点となった。

20分、福村貴幸の左足からスルーパスが放たれ、裏に抜けた山下が冷静にキーパーをかわしてシュートを決めた。

「フクさん(福村)がボールを持った瞬間、相手の背後を取ろうと思っていました。あの位置から飛び出すのは練習からやっているプレー。自分の動きに合わせ、イメージどおりのパスを出してもらえたので、あとは決めるだけでしたね」

とは、当時の山下のプレー回顧だ。持ち前のスピードとディフェンスの死角を突く巧さが存分に生きたシーンだった。

ただし、ゲーム全体では岡山にロングボールを蹴り込まれ、プレッシャーをいなせずに苦しんだ。終盤は重心が後ろに傾いて防戦一方となり、辛うじて勝点3を持ち帰ったゲームと記憶する。

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