「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-20[H] 栃木SC戦『4年ぶりの5連勝』(21.6.27)

2021年6月27日(土)
J2第20節 東京ヴェルディ vs 栃木SC
18:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]4,740人 [天候]曇、無風、気温25.0℃、湿度64%

東京V 2‐1 栃木
前半:0‐1
後半:2‐0
[得点]
0‐1 畑潤基(16分)
1‐1 山下諒也(58分)A小池純輝3
2‐1 オウンゴール(63分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF16 福村貴幸
DF2   若狭大志
DF15 ンドカ・ボニフェイス
DF28 山口竜弥(85分 山本)
MF9   佐藤優平(73分 梶川)
MF17 加藤弘堅
MF8   井出遥也
FW11 山下諒也(66分 J・パライバ)
FW25 端戸仁(73分 佐藤凌)
FW19 小池純輝(85分 持井)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF3富澤清太郎。MF4梶川諒太、6山本理仁、26持井響太。FW10ジャイルトン・パライバ、27佐藤凌我)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■加藤弘堅の超絶美技

中盤のバトルは激しさを増していた。

29分、ルーズボールをめぐって、井出遥也と西谷優希が衝突。起き上がった井出がかかとを踏み下ろし、西谷の脚の間にあったボールをはじき出す。

スパイクがかすめたか西谷が叫び声を上げ、近くで見ていた柿沼亨主審は井出にイエローカードを出した。

「レッドだろ!」の声が聞こえるほうに目を向ける。栃木SCのベンチ前、田坂和昭監督が血相を変えて怒鳴っていた。

僕は、ほっと胸をなで下ろす。見る角度によってはカードの色が変わってもおかしくない、危ない場面だった。

第8節のFC琉球戦(0‐2●)では佐藤優平を一発退場で欠き、連勝が止まった。力負けならまだしも、計算外のアクシデントで勝機の薄いゲームになっては悔やんでも悔やみきれない。

16分、畑潤基の強烈なミドルシュートが決まって栃木が先制。東京ヴェルディはプレスをかいくぐってボールを運ぶシーンもあったが、次第に圧力を受けて前進を阻まれる。

ゴールに迫ったのは14分、端戸仁が相手のクリアミスに乗じてシュートを打った場面と、44分、小池純輝のシュートがディフェンスにブロックされた程度。1点ビハインドで前半を終えた。

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