【マッチレポート】J2-22[A] ザスパクサツ群馬戦『チームを救った加藤弘堅の一撃』(21.7.12)
2021年7月11日(日)
J2第22節 ザスパクサツ群馬 vs 東京ヴェルディ
19:04キックオフ 正田醤油スタジアム群馬
[入場者数]1,630人 [天候]晴、無風、気温24.1℃、湿度77%
群馬 2‐2 東京V
前半:0‐1
後半:2‐1
[得点]
0‐1 端戸仁(29分)A佐藤優平5
1‐1 岩上祐三(54分)
2‐1 髙木彰人(60分)
2‐2 加藤弘堅(77分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF28 山口竜弥
DF2 若狭大志
DF15 ンドカ・ボニフェイス
DF16 福村貴幸
MF8 井出遥也(83分 梶川)
MF17 加藤弘堅
MF9 佐藤優平(64分 石浦)
FW19 小池純輝(90+3分 持井)
FW25 端戸仁(64分 佐藤凌)
FW11 山下諒也
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF23深澤大輝。MF4梶川諒太、14石浦大雅、20阿野真拓、26持井響太。FW27佐藤凌我)
監督 永井秀樹
■端戸仁は4戦3発と好調
4分のアディショナルタイムが過ぎ、終了を告げる笛。ある者はひざに手をつき、またある者はピッチにしゃがみ込む。気温は25℃に満たなかったが、湿度が77%と高く、タフなゲームになった。
東京ヴェルディとザスパクサツ群馬の一戦は2‐2の引き分けに終わった。
会見に現れた永井秀樹監督は、1点リードで迎えた後半、チームを前に進めるために講じた一手を悔やんだ。
「後半に入るところでのプランニングの変更。ビルドアップからよりスムーズにハーフラインを越えて攻撃の優位性を生かすために、早い時間に2点目を狙いにいくために配置を変更しましたが、結果的には2失点を喫して攻守のバランスを崩してしまった。自分の采配ミスです」
佐藤優平と加藤弘堅のポジションを入れ替え、それにともない両ワイドの山下諒也と小池純輝も左右チェンジ。厳しく締め付けられていた加藤のプレーエリアを広げ、相手をかく乱する狙いもいくらかあったか。
「攻撃では多少のリスクを冒さなければ崩すことができず、点を取れない。ただ、悪い失い方をしたり、セカンドボールの回収に適した守備のバランスを考慮する際、あのプラン変更は少し早すぎた」
ベンチのアクリルボードは透明で広告も入っておらず、中の動きがよく見えた。
前半を終え、選手たちが引き上げてくるとき、永井監督と藤吉信次コーチが戦術ボードの駒を動かしながら話し合い、上から覗き込むように堀孝史コーチも加わっていた。プラン変更はこの場で決定が下されたものだろう。
果敢さが裏目に出た格好だが、1点では足りない、早めに追加点を奪えれば勝点3を手中に収められると感じていたのは僕も同じである。
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