【マッチレポート】J2-25[A] ジュビロ磐田戦『やがて地力の差が露わに』(21.8.15)
2021年8月14日(土)
J2第25節 ジュビロ磐田 vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ ヤマハスタジアム
[入場者数]4,564人 [天候]曇、弱風、気温28.2℃、湿度69%
磐田 2‐1 東京V
前半:1‐1
後半:1‐0
[得点]
0‐1 森田晃樹(14分)A佐藤優平8
1‐1 遠藤保仁(22分)
2‐1 山田大記(52分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2 若狭大志
DF15 ンドカ・ボニフェイス
DF16 福村貴幸(79分 杉本)
MF7 森田晃樹(86分 佐藤凌)
MF6 山本理仁
MF17 加藤弘堅(62分 梶川)
MF9 佐藤優平
FW11 山下諒也
FW25 端戸仁(79分 J・パライバ)
FW19 小池純輝(79分 戸島)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF44浜崎拓磨。MF4梶川諒太、30杉本竜士。FW10ジャイルトン・パライバ、27佐藤凌我、40戸島章)
監督 永井秀樹
■森田晃樹、2年ぶりのゴール
立ち上がりは互角だった。最初にチャンスをつくったのはジュビロ磐田。6分、遠藤保仁のコーナーキックから鈴木雄斗のヘディングシュートはクロスバーを越える。直後、加藤弘堅のスルーパスから小池純輝が裏に抜け出し、キーパーの三浦龍輝をかわそうとしたが伸ばされた右手に阻まれた。
東京ヴェルディは端戸仁が先陣を切って、プレスを仕掛ける。だが、磐田もそう易々とはボロを出してくれない。相手の寄せをいなしてスピーディにボールを回し、とりわけ、互いにワンタッチ、ツータッチで打開しようとするサイドの攻防は見応えたっぷりだった。
14分、ゲームが動いた。大井健太郎の縦パスを山本理仁がカットし、加藤弘堅、山下諒也とパスをつないでカウンターアタックが発動。山下のドリブルのコースを広げるように、森田晃樹が右サイドを駆け上がってディフェンスを引きつけた。
「あまり憶えてないんですよね。ヤマくんにボールが入ったとき、何も考えずに走り出してこのままいけばパスがきそうな予感があった。そうしたら(佐藤)優平さんからパスがきて」(森田)
佐藤優は体勢を崩しながらダイレクトでラストパスを出し、森田は正確なトラップからチラッと中を見て、狭いニアを撃ち抜いた。目線のフェイントは数センチを開く効果があっただろう。
昨季、得点のなかった森田は2年ぶりの今季初ゴール。佐藤優はチームトップの8アシスト目だ。
前節の水戸ホーリーホック戦(1‐1△)に引き続き、右サイドアタッカーで起用された森田が結果を出した。狙いどおりの得点をモノにし、ひとまず、永井秀樹監督が賭けに勝った瞬間だった。
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