「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】『全国ベスト4の価値』日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 現地レポート(21.9.1)

キャプテンを務めるのは山本丈偉(中3)。トップで活躍する山本理仁の弟で、U-15日本代表候補にも選出されている。兄がドイツ語で光を意味するリヒトなら、弟はEnJoy(楽しむ)に由来するジョウイ。山本家の命名センスはすてき。

東京ヴェルディジュニアユースのキャプテンを務めるのは山本丈偉(3年)。トップで活躍する山本理仁の弟で、U-15日本代表候補にも選出される俊英だ。兄がドイツ語で光を意味するリヒトなら、弟はEnJoy(楽しむ)に由来するジョウイ。山本家の命名センスはすてき。

8月15日から24日まで、第36回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会が北海道帯広市近辺で開催された。関東第9代表として出場した東京ヴェルディジュニアユースは決勝トーナメントに進出し、ラウンド32、ラウンド16を突破。準々決勝では強豪サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースを3‐1で撃破し、ベスト4に駒を進める。
小笠原資暁監督率いるチームは、北の大地でどのような戦いを見せたのだろうか。
SBG特派員=松尾祐希(サッカーライター)の現地レポートをお届けする。

※大会の結果や試合データはこちら

■「いい選手が揃っている」(小笠原資暁監督)

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、選手たちは視線を下に落とす。多くの選手がその場から立ち上がれなかった。「必ず優勝して東京に帰りたい」(FW川村楽人/3年)。強い思いを持って挑んだ真夏の大冒険は準決勝で終わりを告げた。

トップチームが3週間前にキャンプを行った帯広の地で、第36回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会に東京ヴェルディジュニアユース(以下、東京V)が挑んだ。

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