【フットボール・ブレス・ユー】第55回 WEリーグ開幕。ベレーザはどんな未来を描くのか(21.10.1)
第55回 WEリーグ開幕。ベレーザはどんな未来を描くのか
9月25日、WEリーグ第3節、日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs サンフレッチェ広島レジーナが味の素フィールド西が丘で行われた。
開始から攻勢に出るベレーザが、24分、先制点を奪う。
「相手はアンカーを使いながらインサイドハーフのところにボールを入れてくる。その狙いを全体で共有し、潰せるように意識して守備をしていました」と語る中里優が右サイドでボール奪取に成功。遠藤純からパスを受けた小林里歌子がドリブルで中央を割り、右足を振ってシュートを決めた。
「自分でシュートまでいこうか、(植木)理子にパスを出そうか迷ったんですが、一瞬、相手が下がって『いける』と思った」(小林)
今季から10番を背負い、攻撃の核として期待される小林のシーズン初ゴール。これで一気に勢いに乗るかと思われたが、広島の身体を張ったディフェンスもあってなかなかゴールをこじ開けられない。
相手のカウンターをケアしつつ、ベレーザはボールを握ってゴール前の攻略を試みた。そして、勝利を決定づける得点が生まれたのが88分だ。コーナーキックの流れから、三浦成美のクロスを植木理子がヘディングシュート。苦しい体勢ながら、首を振ってゴールの隅にコントロールするハイレベルなフィニッシュだった。
2‐0。記念すべきWEリーグ初勝利である。
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