【この人を見よ!】vol.44 闘争者たる所以 ~DF15 ンドカ・ボニフェイス~(21.11.26)
ハイボールを力強くはね返し、屈強な外国籍選手にも決して当たり負けしない。今季、最終ラインにおけるンドカ・ボニフェイスの存在感は際立っていた。勝負にはとことんこだわる、闘争の人である。
これから充実期を迎えようとしている25歳。ビルドアップやフィードに磨きをかけ、センターバックとしてスケールアップを試みている。
■競り合い、空中戦における抜群の強さ
蹴って、蹴って、蹴り続ける日々があった。
全体練習終了後、ミドルレンジからロングレンジのフィードをひたすら繰り返す。利き足の右だけではなく、やがて左足のキックも。今季の開幕当初から見られた光景だ。
当時はコーチとして、ンドカ・ボニフェイスの居残り練習に付き添っていた堀孝史監督は言う。
「試合に出られなかったシーズン序盤の時期、攻撃面に課題、足りない部分があるとして個人練習に取り組んでいました。姿勢はいたって前向きでしたよ。今季、ヴェルディに移籍してくるにあたり、彼自身、ポジションが用意されているとは考えていなかったはず。成長してチャンスをつかむことだけが頭を占めていたと思います」
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