「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐42[H] SC相模原戦のポイント(21.12.5)

卓越したドリブルに加え、守備のリアクションの鋭さが身についてきた新井瑞希。この武器をどう生かしていくか。

卓越したドリブルに加え、守備のリアクションの鋭さが身についてきた新井瑞希。この武器をどう生かしていくか。

J2第42節、12位の東京ヴェルディ(勝点55/15勝10分16敗 得失点-7)は、19位のSC相模原(勝点38/8勝14分19敗 得失点-18)と、13時から味の素スタジアムで対戦する。
今季のラストマッチだ。2021シーズンのチームを胸に刻みたい。

■ネガティブ・トランジションにおける意識改革

「競り合いにおいて重要なのは、いかに自分の前にボールを転がせるか。単純な強さだけでは難しいんですよ。当たり方にコツや技術が必要で、当然そこに気持ちも乗っていなければならない」

ヴェルディフリークの読者なら、この言葉の主がノーヒントで思い当たるかもしれない。

守備の達人と知られ、昨年までコーチ兼通訳として東京Vに在籍した菅原智さんだ。現在はヴィッセル神戸でアシスタントコーチを務める。

前節のブラウブリッツ秋田戦(4‐1○)、新井瑞希のプレーに触れ、僕は菅原さんの言葉を思い出した。

東京Vが1点リードする36分、右サイドの新井は突破を試み、ボールを失った瞬間にすぐさま守備に転じて相手のキックをブロック。ドリブルで一気にゴールに迫り、小池純輝の得点をアシストした。

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