【無料記事】【トピックス】山本理仁「いまはシュートの感覚がすごくいい」 4月3日(日) J2第8節 大分トリニータ戦 17:00 味の素スタジアム(22.4.1)
■山本理仁は充実一途
4勝3分と無敗のまま4月に入った東京ヴェルディ(3位)。3日のJ2第8節は大分トリニータ(9位)と17時から味の素スタジアムで対戦する。
U-21日本代表に招集され、ドバイカップU-23で優勝した山本理仁は3月30日夜に帰国。休む間もなく、翌日からチームに合流している。
「久しぶりに海外のチームと対戦できて楽しかったですね。いまはシュートの感覚がすごくいい。攻撃はリスク管理を頭に置きつつ前に重心を傾けてプレーでき、守備でもボールを奪い切るところやフィジカルコンタクトで自分自身の成長を実感できた」
第2戦のU-23カタール代表戦(2‐0○)では、身体ごと巻き込んで蹴るようなジャンピングボレーシュートをゴールに突き刺した。そのパフォーマンスは充実一途だ。
懸念されるのは、タフなゲームを戦い抜き、また長時間の移動によるコンディションの面か。
「約10時間のフライトで少し疲れは感じますけれど、チームのみんなも山形や沖縄への移動で疲労があるのは同じでしょう。時差については大丈夫。昨日もちゃんと11時間眠れましたから」
堀孝史監督は「代表で試合に出て、時差の関係も考慮する必要があるので状態を見つつになりますが、いい表情をしていてメンタル面の充実を感じます。チームの力になってもらえれば」と話した。
大分は、シーズン序盤に中止となった2試合の代替開催とルヴァンカップによる超過密日程(3月は9試合!)を戦いながら、ここ3節は2勝1分と調子を上げてきている。
「昨季までJ1にいたチームですから個人の質は高い。前線の長沢(駿)選手の高さ、(エドゥアルド・)ネット選手の巧さなど、個々の能力はリーグ屈指」(山本)
ここまで大分の12得点に対し、東京Vの16得点はリーグトップ。一方、開幕から毎試合1失点以内に抑えてきた守備が、前節のFC琉球戦(5‐2○)、前々節のモンテディオ山形戦(3‐3△)と複数失点を喫しているのはやや気がかりな点だ。
3月はホームゲームがたった1試合しかなく、多くのサポーターがチームを応援する機会を待ちわびている。難敵・大分を返り討ちにし、この勢いが本物であるところを見せてもらいたい。