「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐13[A] ファジアーノ岡山戦のポイント(22.5.1)

小池純輝の得点力を生かすために何が必要なのか。

小池純輝の得点力を生かすために何が必要なのか。

J2第13節、5位の東京ヴェルディ(勝点19/5勝4分3敗 得失点+4)は、6位のファジアーノ岡山(勝点18/4勝6分2敗 得失点+3)と13時からシティライトスタジアムで対戦する。アウェー連戦、チーム力が問われる正念場だ。

■それでも小池純輝は走る

相手の背後から忍び寄る小池純輝がタイミングを見計らい、裏に抜ける。が、ボールは出てこない。小池は天を仰ぎ、なぜだ!? と手を広げてみせた。

前節のヴァンフォーレ甲府戦(0‐2●)のワンシーンだが、得意の裏抜けが不発に終わるのはこの試合に限ったことではない。

温和で人間のできている小池が、こういった態度を見せるのは大変珍しいことだ。オフサイドライン上のシビアな駆け引き、パスの出し手とバチンと呼吸が合い、かつ求める場所でボールを受けられるのは90分のなかで数えるほどしかない。裏狙いを何度も繰り返し、ほとんどが徒労に帰すのは百も承知である。

「相手の背後を取るにはポイントがいくつかあり、それが重なるほど得点の確率は上がります。条件が整った場面で自分が裏に走り、ボールが出てこないともったいないという気持ちに。今季、そのチャンスを逃す回数が多いのは感じますね」(小池)

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