「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-16[H] 水戸ホーリーホック戦『どれほどすり減っても、他者はそれに気づけない』(22.5.15)

2022年5月14日(土)
J2第16節 東京ヴェルディ vs 水戸ホーリーホック
15:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]2,728人 [天候]曇のち晴、無風、気温26.7℃、湿度59%

東京V 0‐2 水戸
前半:0‐0
後半:0‐2
[得点]
0‐1 曽根田穣(54分)
0‐2 木下康介(65分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK31 高木和徹
DF2   深澤大輝
DF15 馬場晴也
DF23 谷口栄斗(69分 ンドカ)
MF7   森田晃樹(61分 石浦)
MF6   山本理仁(80分 杉本)
MF4   梶川諒太
MF26 加藤蓮
FW20 阿野真拓(46分* V・バイロン)
FW27 佐藤凌我(61分 河村)
FW10 新井瑞希
(ベンチメンバー:GK41佐藤久弥。DF3ンドカ・ボニフェイス。MF9杉本竜士、14石浦大雅、18バスケス・バイロン、19小池純輝。FW29河村慶人)

監督 堀孝史

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■今季二度目の無得点で敗れる

何かが起こる気配は感じなかった。ただ、今季の東京ヴェルディはミステリアスなところがある。

波ひとつ立たない凪ぎのなかから唐突にゴールが生まれ、一気に勢いを盛り返す。そして試合後、僕は「難しい時間も集中を切らさずにいれば、点は取れる。勝つチャンスはあると思っていた」と選手の声を聞くのだ。

シーズン序盤に発揮した尋常ではない粘り腰。だから、まだわからないと期待は持っていた。

しかし、今日こそは本当に何も起きないかもしれない。後半の半ばを過ぎ、ゲームは水戸ホーリーホックが2点をリード。石浦大雅のシュートが、山本理仁のシュートが、クロスバーを大きく越える。

89分、バスケス・バイロンの蹴ったコーナーキックから、加藤蓮がヘディングでゴールを狙うが、山口瑠伊がキャッチ。3分のアディショナルタイムが平穏に経過し、終了の笛が鳴る。

0‐2。J2第12節のヴァンフォーレ甲府戦(0‐2●)以来、今季二度目の無得点に終わった。

(残り 2882文字/全文: 3718文字)

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