【マッチレポート】J2-23[A] ジェフユナイテッド千葉戦『鋭利なる部分の差』(22.6.27)
2022年6月26日(日)
J2第23節 ジェフユナイテッド千葉 vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ フクダ電子アリーナ
[入場者数]5,726人 [天候]晴、中風、気温31.2℃、湿度52%
千葉 3‐1 東京V
前半:2‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 新井一耀(6分)
2‐0 見木友哉(37分)PK
3‐0 新井一耀(47分)
3‐1 ンドカ・ボニフェイス(90+9分)A山本理仁1
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー
GK1 マテウス
DF15 馬場晴也
DF3 ンドカ・ボニフェイス
DF23 谷口栄斗
DF24 奈良輪雄太
MF4 梶川諒太
MF17 加藤弘堅(59分 山本)
MF8 井出遥也(51分 河村)
FW19 小池純輝(46分* V・バイロン)
FW27 佐藤凌我(70分 森田)
FW9 杉本竜士(46分* 新井)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF2深澤大輝。MF6山本理仁、7森田晃樹、10新井瑞希、18バスケス・バイロン。FW29河村慶人)
監督 城福浩
■酷暑のなかでのゲーム
キックオフ40分前、ウォーミングアップを行うマテウス、長沢祐弥、油原丈著GKコーチがピッチに出てくる。いずれも長身の3人が芝の上に落とす影は極端に短い。つまり、太陽はほぼ真上にあった。
1年で最も昼の時間が長い夏至がつい先週のことだ。誰もがクエスチョンマークを頭に浮かべる14時キックオフ。気温は30℃を優に超え、ピッチ上の体感温度を推し量るだけで頭がクラクラした。見上げれば抜けるような青空。メインスタンドは、二羽のツバメが知ったこっちゃないわと気ままに飛び回っていた。
立ち上がり、東京ヴェルディはスムーズな入りを見せた。ボールを回しながら前進し、ジェフユナイテッド千葉を押し込んでいく。千葉戦に向けて、城福浩監督が「暑さの影響を、自分たちがボールを持つことでコントロールする。相手のエリアでボールを動かし、ゲームを進めていくことが重要」と話していたことがそっくりそのままそこにあった。
ところが、5分、櫻川ソロモンを3人がかりで潰すまではよかったが、サポートに入った田口泰士を倒し、千葉にセットプレーのチャンス。田口の蹴ったアウトスイングのフリーキックに、真ん中をするすると抜けてきた新井一耀が頭で合わせ、千葉が先制する。
ただでさえ過酷な環境下に置かれ、早い時間にリードを奪われたダメージはいかばかりか。それが決して小さくないことは容易に想像できた。
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