宇都宮徹壱ウェブマガジン

みちのくの旅、フットボールの旅 徹マガフォトギャラリー(東北篇)【後篇】

【盛岡】

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(c)Tete_Utsunomiya

 盛岡駅に到着して、とりあえず盛岡3大麺のひとつ『じゃじゃ麺』を食してから行動開始。目的地は盛岡南公園球技場で行われる、国体サッカーの東北予選。もちろん、仕事ではない。昨日の飲み会で、ヴァンラーレの選手を主体に構成される青森代表の試合があるとの情報を聞きつけたカミサンが「ぜひ行きたい!」というので、私もついていったというのが実際のところである。この夫にして、この妻あり、と言うべきか。この日、青森代表は山形代表に3-0で快勝したものの、翌日に地元岩手代表に0-1で敗れ、残念ながら本大会出場の道は絶たれた。

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 試合後、いったん盛岡の中心街に戻り、次に向かったのが『光原社』。民芸好きのカミサンにとっては、かねてより憧れていた聖地のような民芸品の有名なお店である。もともとは、かの宮沢賢治が生前に唯一発表した童話集『注文の多い料理屋』を世に送り出した出版社で、中庭には在りし日の賢治を感じさせるモニュメントが展示してある。

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 盛岡で何を飲むかといえば、日本酒もいいのだが、やはり地ビールの『ベアレン』は外せない。設立は2001年と歴史は浅いが、古いドイツの醸造所よりブルワリーの設備を移設してきたので、本場の香りと苦味と深みを味わうことができる。ブルワリーは盛岡の中心街から少し離れているので(といってもタクシーで片道1000円ほど)、われわれはこちらの店でいただくことにする。注文したのはビールだけだったが、料理もなかなかに美味しそう。

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