宇都宮徹壱ウェブマガジン

徹壱の日記2016 5月1日(日)~22日(日)

●5月1日(日)晴れ@東京~長野

 6時50分起床。身支度を整え、荷物を確認して、カミさんとともに8時に家を出る。9時04分発の上越新幹線に乗って、11時前に長野に到着。小腹がすいたので、駅の立ち食いそば『ナカジマ会館』でカミさんと蕎麦を食す。さすがは長野、たとえ立ち食いでも蕎麦にはずれなし。ホテルに荷物を預けてから、篠ノ井駅に向かい、そこからシャトルバスで南長野のスタジアムに向かう。

 南長野を訪れたのは、昨年のこけら落とし以来1年ぶり。新たな球技専用スタジアムはすっかり周囲の田園風景に溶け込み、オレンジ色のユニを着たサポーターが三々五々集まってくる様子を見ていると、実に深い感慨を覚える。この日はJリーグ女子マネージャーの佐藤美希さんが来ていて、長野パルセイロのアンバサダーである土橋宏由樹さんとトークしていた。14時キックオフの長野対ガイナーレ鳥取の試合は、長野が多くの時間を支配していたにもかかわらず、結局はゴールネットを揺らすことなく0-0のドロー。せっかく5000人以上の観客が入ったのに、ちょっと残念な結果であった。

 試合後、友人の代理人とデザイナーのご夫婦にお会いして軽く立ち話。タクシーと電車を乗り継いで長野駅に戻り、渋い喫茶店でコーヒーをいただいてからホテルにチェックイン。19時、『信州長屋酒場』というお店で、土橋さん、そして『PLAY MAKER』の三橋亮太さんとともに、信州の美味しい料理とお酒を楽しみながらサッカー談義。地域リーグの深い話にちゃんとついてきていたカミさんに、おふたりとも感動した様子。その一方で、長野の最近のサッカー事情についても理解を深めることができたのは収穫だった。

 この日はレスターの初優勝が決まるかもしれないというので、スカパー!が視聴できる店に移動。土橋さんのつてで『ダイナマイト関西』という、いつもは阪神タイガースの試合を見せるお店で、明石焼きをつまみながらプレミアをTV観戦する。オールド・トラフォードで行われたマンチェスター・ユナイテッドとの一戦は、1-1の引き分けに終わったものの、元Jリーガー土橋さんの解説付きでとても贅沢な時間を過ごすことができた。おふたりに心からの御礼を申し上げて、午前1時前にホテルに戻り、そのまま就寝。

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