宇都宮徹壱ウェブマガジン

徹壱の日記2016 6月20日(月)〜26日(日)

●6月20日(月)~21日(火)晴れ@リヨン~アブダビ~東京

 7時半起床。今日の夜に帰国なので、半日を観光に充てることにする。チェックアウトぎりぎりまでアパートで執筆、10時半に荷物を預けて出発。まずリヨン・パールデュー駅で空港行きのトラムのチケットを購入してから、ネットが通じる場所で『徹マガ』の連載を送信する。執筆中、日本人女性の観光客から声をかけられてしばし雑談。1カ月くらいフランス各地を回るそうだ。

 昼過ぎにいったん仕事を終えてメトロに乗り、旧市街を散策。久々にまともな昼食にありつく。リヨン風サラダとリヨン風ソーセージをビールと共に。それなりに美味。少し幸せな気分になってから、リヨン美術館に移動して実川元子さんがお勧めしていたセルフポートレイトの企画展を鑑賞する。さまざまな時代の自己表現を見比べているうちに、今回のEUROでの旅の意味が自ずと理解できた気がした。

 再びリヨン・パールデュー駅で少し仕事をしてから、アパートに戻って荷物をピックアップして、トラムに乗って空港に向かう。あまりにも静かな空港だったので、「本当にアブダビまで飛ぶんだろうか」と少し不安になる。急いでお土産を買ってからチェックイン。ボーディングまでの間に、スポナビの原稿を書いて出発までに送信する。21時55分、テイクオフ。

 アブダビには翌21日の6時に到着。機内では『徹マガ』の連載(最終回)を書き上げたものの、ブラッシュアップが必要だったので、トランジットを終えてから慌てて見直す。こちらもボーディングぎりぎりで何とか送信。移動の間も気持ちが休まることはない。8時45分、いよいよ東京に向けてテイクオフ。少し眠ってから、機内にて『フットボール批評』の高知ユナイテッドの記事を完成させる。

 22時、羽田に到着。すぐにiPhoneでメールとFacebookを確認する。高知の原稿と写真を送信してから、リムジンバスで吉祥寺まで行き、そこからJRでわが家の最寄り駅へ。午前0時半にようやく帰宅する。カミさんはすでに休んでいたが、ありがたいことにお風呂を用意してくれた。少し身体を休めてから、明日の大学の講義の準備。出発前にあらかた済ませておいてよかった。時差ボケのためか、まだ眠くないけれど午前2時に就寝。

(残り 4155文字/全文: 5095文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ