宇都宮徹壱ウェブマガジン

【無料記事】愛すべきマスコットたちを激写! 今日の現場から(2017年2月18日@日産)

 久しぶりの当コーナー。今回はFIJI XEROX SUPER CUP 2017(ゼロックス)が開催された日産スタジアムからお届けする。肝心の試合についてはスポナビのコラムをご覧いただくとして、ここでは第5回Jリーグマスコット総選挙の結果発表を受けて、当日のマスコットたちの素顔をご紹介することにしたい(なおカッコ内は今年の順位)。

 開幕前から火花を散らす、ゼルビー(17位)とヴェルディくん(41位)。鳥系マスコット同士のポージングが、なかなか決まっている。今年の東京クラシックも大いに盛り上げてほしいところ。

「俺も撮ってくれよ!」と近寄ってきたのは伊予柑太(44位)。近くで見ると、怖さが倍増。クラブ側はなぜ、下位に沈むことがわかっている彼をエントリーさせたのだろうか。

 ドーレくん(4位)とGAMBA BOY(14位)の珍しい組み合わせ。GAMBA BOYはキックボードを器用に乗り回していた。ドーレくんは3位入賞を逃したが、5年連続5位以内はさすがである。

 元気よくポーズをとるヴァンくん(7位)。某情報筋によれば一匹で先に現場に入り、甲府から駆けつけた飼い主(マスコット担当スタッフ)を待ち続けたという。なんというお利口さん!

NEXT GENERATION MATCH」のハーフタイムで、J1・J2のマスコットが大集合(群馬の湯友は不参加)。この壮観な光景を見るたびに「今シーズンも頑張ろう」という気分になる。

 初エントリーながら3位に輝いた山口のレノ丸。この日は慣れないことが続いて「内臓」の調子が悪かったらしい。心配したレディア(46位)がいたわっていた。

 ぶっちぎりの最下位(49位)で「セーフティネット」の役割を果たしたJリーグキング。この結果を受けて、どんなパフォーマンスを見せてくれるか期待していたのだが、ぼさっと突っ立っているだけであった。

 大宮のアルディ(18位)と金沢のゲンゾー(29位)。アルディは私の姿を見て、思い切りハグしてくれた。ゲンゾーは手袋型の人形で必死のアピール。

 ゼロックスのハーフタイム。Jリーグ女子マネージャーの佐藤美希さんが、広島のサンチェが1位に返り咲いたことを発表して会場が沸く。2位のベガッ太は、頼まれもしないのに不埒な今季の目標を掲げていた。

 かくして、第5回Jリーグマスコット総選挙は無事に終了(最終結果こちら)。それぞれホームタウンに戻ったら、今季も大いに会場を盛り上げてほしい。そして来年、またこの場で会おう!

 最後に、なぜかレディアが立ち止まり、私のことをじっと凝視していた。一瞬、撮影してほしいのかと思ったが、ポージングは一切なし。まるでガンを飛ばしているかのようだ。果たして彼は、何を訴えたかったのだろうか。

<この稿、了>

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