宇都宮徹壱ウェブマガジン

生まれ変わった「ゾウのはな子」の可能性を考える 東京武蔵野シティFCのマスコットへの個人的評価

© Haruko Utsunomiya

 本題に入る前に、今週月曜日にアップした会員限定!「教えて、DAZNの中の人!(仮)」ご質問&ご意見募集のお願いについて、あらためて企画の経緯と主旨を説明することにしたい。

 当WMでは、今季のJリーグ開幕前から、さまざまな形でDAZNについて取り上げてきた。ある時は「どうすれば自宅のTVでDAZNが見られるのか」を実験レポートし、ある時は配信不具合に関するDAZNの謝罪と説明の会見を全文アップした。いずれの企画も「サッカー消費者に有益な情報を伝えること」、そして「サッカー消費者とDAZNの隙間を縮めること」を目的としている。その一方で、DAZN本体(すなわち「中の人」)に話を聞く必要性というものも、常に痛感していた。

 とはいえ、こちらは会員数が限られた個人メディア。大手メディアが取り上げにくいテーマには強さを発揮するが、DAZNのようなマスに訴えていきたい組織がわれわれを「メディア」として認めてくれるのか、いささか不安に感じられる部分もないわけではなかった。しかし一方で、先方がこちらの発信しているものを認識している、という確信もあった。そこでまずは、DAZNで解説をしている同業者を介して、本丸に粘り強くアプローチしてゆくという策を採ることにした。

 結果として1カ月の期間を要した末に、ようやく先方の担当者からのメールを拝受。こちらの取材意図を説明し、いくつか譲歩案を受け入れることで、条件付きながらインタビュー取材が実現できる運びとなった。限られた時間の中、会員の皆さんからの質問にどれだけ答えていただけるのか、またどういった質問がOK(あるいはNG)なのか、実際に取材が始まってみないとわからない部分も少なくない。それでも、より有意義な取材となるよう、万全の準備で臨む所存である。まだご質問やご意見をお寄せいただいていない方は、この機会にぜひご協力いただければ幸いである(締め切りは今月24日22時)。

 というわけで本題。今回はわが家のご近所クラブ、東京武蔵野シティFCがこのほど発表したマスコット(現在、名称募集中)について語ることにしたい。

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