宇都宮徹壱ウェブマガジン

写真で振り返る2017 FIFA U-20ワールドカップ WMフォトギャラリー<出場国篇>

 いやあ、もったいない! 本稿はU-20ワールドカップの決勝トーナメント1回戦、日本対ベネズエラのゲームをTV観戦しながら執筆していた。

 結果はご存じのとおり。0-0で迎えた延長後半3分に日本はセットプレーで失点し、これが決勝点となった。かくして、今大会における内山ジャパンの冒険は4試合で終了。大会そのものは来月11日まで続くが、サッカーファンの視線は自ずとA代表のワールドカップ予選へとシフトしていくはずだ。

 そんなわけで今週は、すでに記憶の中へと移行しつつある今大会を、現地で撮影した写真と共に振り返ることにしたい。今回のフォトギャラリーは<出場国篇>と<日本代表篇>の2本立てでお送りする。このグループリーグでは、できるだけ多くの試合を取材しようと考え、結果として1週間で14試合、20チームのゲームを撮影することができた。

 この<出場国篇>では、日本を除く19チームについて、取材中に個人的に感じたことをキャプションにまとめてみた。なお「WM的印象度」を5段階で付けてみたが、これはあくまでも宇都宮の個人的な見解であることを付記しておく。

●南アフリカ(4大会ぶり3回目)WM的印象度: ✩✩✩★★

 フィジカルに優れ、シンプルなカウンター持ち味の南アフリカ。今大会は3戦目のウルグアイに0-0で引き分けるのが精いっぱいで1勝も挙げられず最下位に終わった。サポーターが鳴らすブブゼラの音に、7年前のワールドカップの記憶が蘇る。

●ウルグアイ(3大会連続14回目)WM的印象度: ✩✩✩✩★

 今大会、最も完成度が高いチームのひとつ。イタリアとの初戦は、まさにグループリーグ随一の好勝負となったが、最後はアマラルが見事なFKを決めて競り勝ち、そのまま勢いに乗った。国歌斉唱の際、間違ってチリ国歌が流れたときも選手は冷静だった。

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