宇都宮徹壱ウェブマガジン

ジャコメッティ、シャペコエンセ、そしてアラーキー 徹壱の日記2017 8月14日(月)~20日(日)

8月14日(月)くもり時々雨@静岡~東京

 6時40分起床。小旅行の最終日はゆっくりしていたかったのだが、今日はお昼にサウジアラビアのVISAセンターで手続きをしなければならなかった。とりあえず7時に朝食を摂り、8時45分にホテルをチェックアウト。私は新幹線で、カミさんは在来線で、それぞれ東京に戻ることにする。静岡駅でいったんカミさんと別れ、新幹線ひかりと在来線を乗り継いで、10時すぎに帰宅。荷物を置いて、一息ついてから11時前に出発する。

 田町駅から10分ほど歩いて、12時前にVISAセンターに到着。肌の露出を嫌うサウジということで、短パンから普通のジーンズに履き替えて赴いたのだが、受付は日本人でちょっと拍子抜け。いくつかの書類にサインをして、顔写真と指紋を採取して、今週中にはVISAが無事に下りるという。少しほっとしたので、昼食は少し贅沢をしてステーキを食す。

 田町から六本木へ移動。ジャコメッティ展が絶賛開催中の国立新美術館に向かう。チケットを購入後、カミさんが到着するまで長崎の原稿を執筆。14時30分にカミさんと合流して、偉大な彫刻家の作品群に触れる。ちょうどお盆ということもあり、それほど激混みでなかったのでゆっくりと鑑賞できた。モティーフに肉薄するあまり、作品がどんどん小さくなっていったというエピソードは実に興味深い。個人的には、指先に載りそうな小さな作品に感銘を覚えた。

 そういえば国立新美術館も今年で開館10周年なのだそうだ。この機会に3階から地下1階まで巡って、さらに富士フィルムのギャラリーを覗く。その後、地下鉄とバスを乗り継いで久々に練馬の実家へ。母に静岡土産を渡して、豚しゃぶとビールをいただきながら、あれこれ近況について語る。20時に実家を退出して、少し買い物をしてから21時に帰宅。カミさんは疲れていたのか、23時に先に寝室へ。私は長崎の原稿を書き終えて、午前1時に就寝。

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