サウジ戦の敗北と夢スタのこけら落とし 徹壱の日記2017 9月4日(月)~10日(日)
9月4日(月)晴れ@ジッダ
9時30分起床。今日から新しい一週間だが、取材以外のほとんどの時間をホテルで過ごしているので、まったく曜日の感覚がない。朝食後、先週の日記をまとめて入稿。その後、帰国してからの取材依頼や全社取材の宿の手配をする。今年の全社は福井開催なのだが、各会場が駅から離れているため宿のチョイスに悩んだ。とりあえず三国温泉の宿を確保するが、足の確保をどうしたものか。
ルームサービスで昼食を摂ってから、再び執筆。16時にホテルを出て、前日練習が行われるキング・アブドゥラー・スポーツ・シティに向かう。ホテルから車で30分。捕まえたタクシーのドライバーに料金を確認したら100リアル(約3000円)と言われたので、往復160リアルで話を付ける。結果としてこの判断は正解だった。スタジアムは中心街からかなり離れていたため、タクシーを探すのも容易ではなかったからだ。
16時30分に目的地に到着。6万人収容の近代的な施設であった。17時30分にハリルホジッチ監督監督の会見、そして18時からは日本代表の練習が冒頭15分のみ公開された。「われわれが本大会に向けて成長するためには、この試合が素晴らしい機会となるだろう」と指揮官が語るとおり、事実上の消化試合となったサウジ戦に向けて、今の日本に気の緩みはまったく感じられなかった。
一方、18時30分からはサウジアラビアのファン・マルヴァイク監督の会見。ろうろうと流れるアザーン(イスラム教の礼拝の呼びかけ)で一時会見は中断されてから、サウジの指揮官はライバルのオーストラリアがホームで先に試合が行われることへの疑義を口にした。もし日本の予選突破が決まっていなかったら、ハリルホジッチ監督は間違いなく同様のことを口にしていたことだろう。広大なアジアでホーム&アウエーの予選を行う場合、時差の問題は常に付きまとう。1試合を残して決めておいて、本当によかった。
20時に撤収。予約しておいたタクシーに乗り込み、30分でホテルに帰着する。ドライバーに明日もピックアップしてもらうように依頼。ホテルで選手のコメントを起こしてから、ルームサービスで夕食を摂る。いよいよ明日はサウジ戦だが、いい意味での緊張感が感じられないのが、ちょっと寂しい。帰国まで、あと3日。YouTubeで懐かしいドラマを鑑賞して、午前0時就寝。
ドイツ代表監督、ナチスチャントに怒り爆発「ドイツのイメージを汚す」
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