宇都宮徹壱ウェブマガジン

ロシアでの取材日程を考えてみた! 決め手は試合数よりも移動の回数

 師走も間もなく折り返し地点に達し、あれもやらなければ、これも何とかしなければ、といったプレッシャーを感じる今日このごろ。国内サッカーのシーズンは終わったものの、今週は日本代表のEAFF E-1があり、相変わらず取材に執筆に忙しい日々が続く。そんな中、そろそろ半年後に向けた準備が佳境に入りつつある。そう、来年6月14日に開幕する、FIFAワールドカップ・ロシア大会だ。

 取材に必要なAD(アクレディテーション)カードの申請は、JFAが取りまとめている申請予備登録シートを提出した。申請の可否は今年中に連絡が来るそうなので、今は祈りながら待つほかないが、「行ける」という前提で取材カードを決めて宿を押さえなければならない。とりあえず日本代表のグループリーグ3試合はマストなので、今月1日の組み合わせ抽選会の結果を受けてすぐさまネットでホテルを予約。エカテリンブルクとヴォルゴグラードの宿は確保できたが、もともと宿が少ないサランスクはすべて売り切れとなっていて、絶望的な気分になってしまった。

 この「サランスクショック」に加えて、国内リーグも佳境になってきたので、この件はしばしペンディングにせざるを得なかった。それでも先日には気持ちを切り替えて、取材するカードとホテルを一気呵成に決めることにした。本稿では、現地観戦を考えている会員の皆さんのことを考えて、決定までのプロセスを公開する。もちろん、取材者と観戦者とでは行動パターンは異なるだろうが、何かの参考になれば幸いである。

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