宇都宮徹壱ウェブマガジン

天皇杯決勝、年始回り、そして東北の旅 2018年1月1日(月)〜7日(日)

1月1日(月)晴れ@東京~さいたま~東京

 7時30分起床。今日から2018年だが、むしろ「平成30年」という響きにSF感を覚える。世の中はすっかりお正月だが、今日は天皇杯決勝の取材で、しかも会場が埼玉スタジアム。そんなわけで、こちらは朝から完全にお仕事モードである。

 朝食にお雑煮をいただいてから先週の日記をまとめて、10時に出発。電車での移動中に短めの原稿を1本仕上げる。浦和美園駅には11時30分に到着。近くのイオンモールにて、昼食に一口カツを食す。それにしても正月だというのに、平日のように働く人が何と多いことか。日本人は快適さを手に入れた代わりに、風情と季節感というものを完全に見失ったように感じる。

 イオンモールからは徒歩で埼スタへ。カミさん以外で、今年最初に誰に会うかなと思っていたら、JFA広報部長のK藤さんだった。今年のワールドカップでお世話になるので、深々とお辞儀をして新年のご挨拶。その後、記者席で顔見知りの同業者と会うたびに「今年もよろしく」と声をかける。13時、WM会員向けに、新年のメッセージをアップ。本年もWMをよろしくお願いします。

 14時30分キックオフとなった、セレッソ大阪と横浜F・マリノスによる天皇杯決勝については、こちらに書いたとおり。セレッソの43年ぶりとなる天皇杯優勝は、まさに歴史的な快挙。そして、就任1年目で2冠を達成したユン・ジョンファン監督は、来季のさらなる躍進が期待されると同時に正念場とも言えよう。これが日本での最後の仕事となったF・マリノスのモンバエルツ監督は「今年のワールドカップは、フランスの次に日本を応援します」とコメント。僚友であるハリルホジッチ監督への気遣いが感じられた。

 19時30分に撤収。幸いメディアバスに乗車することができた。21時過ぎに帰宅。カミさんが作ってくれたブタの角煮を夕食にいただいてから、天皇杯のコラムを執筆。明け方の4時まで作業して、いったん仮眠。今年も初夢を見ることはなさそうだ。

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