アロハ・スタジアムで感じた固有の「サッカー文化」 パシフィック・リム開催で明らかになった課題とは?
ハワイでのパシフィック・リムカップの取材を終えて、ホノルルからの帰国便の中でこの原稿を書いている。今回のハワイ行きは、半分が仕事でもう半分は観光。しばらくカミさんと海外旅行に行っていなかったので(6年前にフィンランドに行ったのが最後だ)、ワールドカップで忙しくなる前に今回のプランを思い立った。
とはいえ、現地での滞在はわずか3日。ワイキキのビーチにいたのは、たったの1時間である。3日間のうち2日は取材がメインだったので、私が撮影している間、カミさんはスタンドで観戦。観光らしい観光は、試合のない日にビショップ・ミュージアムを訪れたくらいだ。そんな無茶苦茶な旅程でも「楽しかった」と言ってくれるカミさんに、私は頭が上がらない。
実は私もカミさんも、ハワイを訪れるのは今回が初めて。当初はふたりともハワイに対して、格別な期待はしていなかった。そもそも新婚旅行にドゥブロヴニクに行くようなひねくれ者同士である。心のどこかでハワイを「俗っぽい観光地」と決めつけていたところがあったのだろう。おそらくパシフィック・リムがなければ、私たちは一生涯かの地を訪れることはなかったと思う。
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