宇都宮徹壱ウェブマガジン

ディレイドバゲージ、新連載、そして名古屋取材 2月12日(月・祝)~18日(日)

2月12日(月・祝)晴れ@太平洋上~仁川~東京

 新しい1週間は、ホノルルからソウルに向かう機内でスタート。偏西風の影響で、往路は7時間半のフライトだったのが、復路は10時間かかる。気になるのは、出発が1時間遅れていること。しかも仁川国際空港でのトランジットは1時間しかない。「これは空港でダッシュすることになりそうだね」とカミさんと話し合う。機内ではずっと執筆。3本の原稿を書き上げた。

 帰りの飛行機は北海道コンサドーレ札幌の一行と一緒。しかし周囲から気取られる様子はない。カミさんから聞いたのだが、ボーディングの際に行列の後ろにいたカップルが「あの人たち、サッカーチームかしら?」「馬鹿だな、ハワイでサッカーやってるわけないじゃん!」なんて会話をしていたそうだ。せめて小野伸二や稲本潤一くらいは、知っていると思っていたのだが。

 18時35分、仁川国際空港に到着。乗り継ぎの出発時間まで、あと10分しかない。後ろのカミさんを気にしながら、次のゲートまでダッシュ。幸い次の飛行機も出発が遅れたので、何とか間に合うことができた。私は何度も経験していることだが、あまり海外に出ることがないカミさんには新鮮な経験だったようだ。結局、成田行きの便も1時間遅れて出発。よかった、これで何とか今日中に帰宅できそうだ。

 成田に到着したのは22時。ほっとしたのもつかの間、預け荷物がトランジットに間に合わなかったことが判明する(これはロストバゲジではなく「ディレイドバゲジ」ということを初めて知った)。荷物の中にはダウンジャケットも入っていたので、寒空の下を薄着で帰ることになる。すでに成田エクスプレスも終わっていたので、リムジンバスで新宿まで行き、そこから中央線で帰路に就く。

 午前0時、やっとの思いで帰宅。TVを点けたら、こんな時間でも平昌五輪の競技が行われ、スキージャンプ女子の高梨沙羅が銅メダルを獲得していた。本人的にはあくまで目標は金だったのだろうが、日本にとっては今大会初めてのメダルなのだから、もっと誇りに思ってよいだろう。軽くネットを検索したら、ヨコハマ・フットボール映画祭もノスタルギヤの千秋楽も無事に終了したとのこと。皆さん、お疲れ様でした。午前1時就寝。

北の意のままに動く韓国大統領にアメリカがいま抱いている「本音」

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