関東リーグが「地獄なのに楽しい」理由 手作り感が満載のイベントで感じたこと
平昌冬季五輪が世の中の注目を集める中、2018年のJリーグが開幕した。が、今年はちょっとタイミングが悪かったように思う。「フライデーナイト」と銘打った、2月23日の20時キックオフとなったサガン鳥栖対ヴィッセル神戸は、カーリング女子の日韓戦とモロ被り。本格的な開幕となった24日の土曜日も、カーリング女子が銅メダル、そしてスピードスケート女子マススタートの決勝で高木菜那が金メダルを獲得して、スポーツニュースではこの話題に多くの時間が割かれた。そして25日の日曜日は、フィギュアスケートのエキシビションに閉会式。マスメディアでのJリーグの話題は限定的であった。
さて、こちらにも書いたとおり、私の今季Jリーグ初取材は日曜日に行われた水戸ホーリーホックのホームゲームである。わざわざ水戸まで出向かなくても、土曜日には味スタでFC東京と浦和レッズのゲームがあった。都内在住の同業者であれば、どこかの番記者でない限り、このカードを取材したことだろう。だがこの日、私が選んだのは「関東リーグ」。試合そのものはまだ開幕していないが、高円寺・スポーツ居酒屋KITEN!で開催された『おいでよ!地獄の関東リーグ(笑)』というイベントに「取材」と称して参加することにした。
私がこのイベントに注目したのは、関東リーグのファンやサポーターの手作り感が満載でありながら、ライブストリーミングでノーカット生配信されたこと(参照)、そして各クラブの代表や監督も出演していたことである。主だったところで言うと、VONDS市原FCの祖母井秀隆代表、東京23FCの西村剛敏代表、ブリオベッカ浦安の谷口和司代表、そして栃木ウーヴァFCの大栗崇司代表。まさにそうそうたる面々である。とりわけ「イビチャ・オシムを呼んだ男」として知られる祖母井さんの登場には会場がどよめき、「ナマ祖母井さんに会えるなんて!」と感激するファンも少なくなかった。
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