宇都宮徹壱ウェブマガジン

【無料公開】「金曜どうでしょう?」川崎の場合(2018年3月2日@等々力)

 3月最初の取材は、等々力陸上競技場にてJ1リーグの川崎フロンターレ対湘南ベルマーレを取材。チャンピオンのホーム開幕戦を見てみたいという想い以上に、Jリーグが今季からスタートさせた「フライデーナイト」に着目してみた。平日夜のリーグ戦で、等々力のスタンドはどこまで埋まるのだろうか?

 撤収後、いつものように南武線の武蔵中原駅から座って作業をしようと思ったら、帰宅ラッシュに遭遇して今日が平日であることを思い知らされた。取材者がフライデーナイトに慣れるのは、少しばかり時間がかかりそうだ。では、ファンやサポーターの反応はどうか。SNSを見ると「今日の土曜日感が半端なかった」とか「等々力周辺は呑める店が多いからフライデーナイト向きだと思う」など、好意的なものも少なくなかった(一方で「仕事が終わらない!」という悲痛なツイートも散見されたが)。さまざまな意見があるだろうが、少なくとも日曜日のナイトゲームに比べれば、勤め人の心理的ハードルはかなり低くなったのではないか。今季からのJリーグの試みは、このままファンの間で根付いていきそうな気がする。

<この稿、了>

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