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宇都宮徹壱ウェブマガジン

Jリーグ開幕と新専務理事の人事に想うこと 木村正明氏に「ポスト村井」を感じる理由

 Jリーグが開幕して1週間が経過した。サッカーファンには待ちに待った新シーズンの到来だが、今年はどうも「いつもと違う」という印象を抱かざるを得ない。違和感を端的に言い表すならば「静か過ぎる」ということだ。DAZNのCMはあれほど世の中にあふれているのに、肝心のコンテンツに関する話題はサッカーファンの「内輪話」にとどまっていて、世の中になかなか広まっていかない印象を拭えないのである。

 直接的な要因は、やはり平昌五輪であろう。2月2日の「フライデーナイト」(サガン鳥栖対ヴィッセル神戸)は、カーリング女子の準決勝(しかも日韓戦)と丸かぶり。翌土曜日はFC東京対浦和レッズ、日曜日はジュビロ磐田対川崎フロンターレといった注目カードがあったが、TVのスポーツニュースはカーリング女子の銅メダルや、スピードスケート女子マススタートでの金メダル、そして五輪閉会式の話題で一色だった。Jリーグ開幕のニュースは、本当に申し訳程度の扱い。これは「相手が悪かった」と言わざるを得ない。

 ウィンタースポーツとサッカー、日本でどちらに潜在的な人気があるかと言えば、間違いなく後者であろう。しかし「メダル獲得」とサッカーを比べれば、前者にニュースバリューがあるのは明らか。それくらい日本人はメダルが大好きである。ちなみにソチ五輪があった2014年、Jリーグは3月1日に開幕している。ソチ五輪は2月23日に閉幕しているので、両者がバッティングすることはなかった。Jリーグが2月末での開幕となったのは16年シーズンから。今回、Jリーグは初めて「冬季五輪に挑む」形となり、そして「話題性」という面において、あっけなく白旗を掲げることとなった。

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