Jに変化をもたらす(?)スポーツビジネスの新しい流れ 地方クラブに活躍の場を求めるスタートアップな人たち
日本代表の監督交代騒動が一段落した感のある5月1日の朝、twitter上で久々にJリーグ関連のワードがトレンド入りした。ひとつは「本田圭佑」の「Jリーグ復帰」。こちらはパチューカでのシーズンが終わった本田が、ワールドカップ本大会に向けてJクラブでの調整を検討しているというニュースで、Jで実際にプレーするという話ではない(参照)。もうひとつが、「江藤美帆」さんの「Jリーグの市民クラブ」へのフロント入り。ご本人のこちらのツイートが一気に拡散し、本田の名前が消えた後も、昼まではトレンドにとどまっていた。
「えとみほ」の愛称で知られる江藤さんは、スナップマートの創業者としてスタートアップの世界では日本代表クラスの有名人であり、SNSマーケティングの第一人者でもある。そんな彼女に先週、インタビュー取材させていただいたことは、『徹壱の日記』に記したとおり。今回のインタビューでは、水戸ホーリーホックのエンブレムに関する「炎上」から始まり、スペインでのサッカー観戦での発見やジェフ千葉のサポーターになった経緯など、いろいろと興味深い話を伺った。
だが、今回の一番の収穫は、彼女が栃木SCのフロント入りを知ったことである。正直、驚いた。決断の背景についてはこちらに書かれてあるとおり。とりわけ《サッカー業界が抱える共通の課題を知り、「もしかしたら私のこれまでのスタートアップでの経験やデジタルマーケティングの知見を生かすことができるかもしれない」と考えるようになりました。》というくだりは、非常に彼女らしいと思った。江藤さんのインタビューは、来週のWMに掲載する予定なので、どうか楽しみにお待ちいただきたい。
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