宇都宮徹壱ウェブマガジン

ブラジルでの反省とロシアでの新たなチャレンジ ワールドカップ期間中のWMコンテンツについて

 エティハド航空の機内にて、この原稿を書いている。今はインド上空を飛んでいるところだが、窓の外は漆黒の闇。少し不安げな自分の顔が映るばかりである。いくら旅慣れているとはいえ、やはり4年に一度のワールドカップ取材となると、それなりに緊張感はある。日本代表の欧州キャンプ取材も含めて、6週間の長旅。念入りな準備をしたつもりでも、本当に不備がないか気になるし、長丁場の取材中に体調を崩したりアクシデントに見舞われたりしないかという不安もある。とてもお気楽な気分にはなれない。

 すでにオーストリアでキャンプを行っている、日本代表の出発直前の映像を見た。移動中のInstagramの集合写真も見た。皆、一様に無邪気に笑っている。国民の期待を背負って世界に挑むという、プレッシャーとはおよそ無縁な屈託の無さ。それだけ平常心を保っているというのなら、これほど頼もしいことはないのだが、何やら卒業記念旅行のように見えてしまうのは私だけだろうか。19日のコロンビア戦を終えても、その明るさが失われていないことを、今は願うばかりである。

 さて今回は、当WMのワールドカップ期間中のコンテンツについて、私が今大会にどう臨むのかも含めてお伝えしたい。通常のWMでは、火曜日が「徹壱の日記」、水曜日がウィークリー・コラム、そして木・金曜日がインタビュー記事かフォトギャラリーを提供している。これを来週火曜日の12日から5週間にわたり、「旅するカメラ@18RU」に切り替える。今週分の日記は11日の月曜日に更新し、以降は写真を中心とした現地情報を毎日アップしていく。スポナビでも14日より「日々是世界杯2018」がスタートするが、それと平行しながら、まったくテイストが異なるコンテンツを毎日発信していくことになる。

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