宇都宮徹壱ウェブマガジン

写真で振り返る、ロシアでの夢の32日間 WMフォトギャラリー<グループステージ篇>

 今週は、ワールドカップ・ロシア大会を写真と共に振り返ってみたいと思う。今大会では『旅するカメラ18RU』にて、現地での写真を毎日アップしていが、基本的にはiPhoneXによるものであった。今回アップするのは、プロ仕様のNIKON D4sで撮影したものからチョイス。視点や構図、そして切り取り方の違いは一目瞭然であろう。それではさっそく、夢のような32日間を駆け抜けることにしよう。

 開幕前日のルジニキ・スタジアム。アクレディテーションカードの発行後に撮影する。前回のブラジル大会は「サッカー大国」ゆえにワールドカップに冷淡だったが、ロシアの場合はサッカーそのものに対してあまり熱量が感じられないのが気になる。

 開幕当日。ワールドカップにいささか冷めている開催国の人々を尻目に、ロシアを訪れたサポーターは自国の国旗を揺らしながら一斉に「蜂起」した。こちらはコロンビア、ペルー、そしてチュニジアのサポーター。

 この日、最も存在感を示していたのはペルーのサポーター。当然だろう。1982年のスペイン大会以来、実に36年ぶりの本大会出場なのだから。父親の肩の上から歓喜の様子を見つめる女の子も、この光景をずっと忘れることはないだろう。

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