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今こそ語ろう「正しいnoteの使い方」石井和裕✕中村慎太郎✕河内一馬<2/2>

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なぜ『芸術としてのサッカー論』だったのか?

──ここで今日のもうひとりのゲスト、アルゼンチンの河内一馬さんにSkypeで参加していただきたいと思います。河内さん、よろしくお願いします。さっそくですが、簡単な自己紹介とnoteを始めたきっかけからお話しいただけますでしょうか?

河内 はじめまして、河内一馬といいます。今26歳です。アルゼンチンのブエノスアイレス近郊で、サッカー指導者のライセンススクールに通っています。まず前提として、僕はウエブを「監督としてピッチに立つために」使用しています。そんな中でnoteを始めたのは、まずフォーマットがシンプルで書きやすかったこと。それと後々マネタイズをするとなった時にもいいんじゃないかということでnoteを選びました。

中村 河内さん、中村です。僕は作家として、なぜ河内さんがあんなにいい文章を書けるのか、ものすごく関心があります。どこで文章のトレーニングを積んだのでしょうか? あるいは南米に暮らしている環境が、そうさせているんでしょうか(笑)。

河内 特に文章のトレーニングを受けたことはないですね。高校生の時から小説をよく読んでいて、20歳くらいから読書にどっぷりハマって、自分も何か書きたいと思ったのがきっかけです。サッカーについて書くようになったのは2年前くらいで、欧州やアジアを旅しながら発信していたんですけど、その時はあまり上手くいかなかったですね。自分が書いたものを広めていくコツみたいなものは、わりと最近になって体得した感じです。

石井 河内さん、石井です。僕は河内さんのnoteを読んで、自分のテーマの領域をどこからどこまで設定しているのか気になりました。というのも、河内さんは基本的にフットボールの指導に関わることをメインにしながらも、アートや芸術性といった切り口でも書いているじゃないですか。そこが非常にユニークだなと。

河内 「自分のブランディング」と言ったら大袈裟ですけれども、どういうことを書いていくのかを絞っていくことは考えていました。サッカーは科学的な部分と芸術的な部分があって、実は後者についてはあまり語られていないと思ったんですね。もちろん戦術論については、自分自身の哲学はあるんですけど、それは僕が今、書く必要はあまりないのかなと。日本は戦術論みたいなのが普及してきて、テクノロジーも発展しているし、サイエンスの部分もすごく伝わりやすくなっている。でも、日本が世界でなかなか勝てないのは、言語化が難しくて科学的に証明しにくい部分に「本質」があるんじゃないかと。そう思って、noteのタイトルを『芸術としてのサッカー論』にしました。

──河内さんはnoteだけでなく、Twitterの使い方も上手ですよね。つい最近も、鹿島アントラーズの西大伍選手とのやり取りが、ひとつのストーリーになっていて話題になりました(参照)。あれはご自分でもかなり意識しながらやられていたんじゃないですか?

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