宇都宮徹壱ウェブマガジン

新潟取材、平畠啓史さん、そして南葛SC 10月29日(月)~11月4日(日)

10月29日(月)雨@新潟

 7時30分起床。新しい一週間は、取材先の新潟からスタートする。10月29日といえば、横浜フリューゲルスがマリノスと合併することが発表されて、今日でちょうど20年。当時の私はフリーランスにはなったものの、それだけでは食って行けず、深夜のアルバイトをしながら糊口をしのいでいた。早朝にオフィスに届いた新聞で、事態の急変を知ったことを今でも生々しく覚えている。

 ホテルで朝食を摂ってから、今日は自室にこもって夕方まで執筆作業。外は雨が降り続いている。この日はホテル内の火災訓練があるようで、時おり警報アナウンスが聞こえる中、まずは先週の日記をまとめて入稿。それから今回の取材内容を章立てして、今後の取材の方向性の確認作業をする。

 昼食は近所でラーメン。前回の代表戦で訪れたお店で、まあまあ美味しかった。SNSで「ここが美味しいですよ」と、別のラーメン屋を教えてくれる人がいたのだが、雨の中で15分以上歩くことになるため今回は断念。食事を終えると、ちょうどスポナビでJリーグ25周年の「1998年」前編がアップされた(参照)。担当した女性編集者は20代で、当時のことはほとんど覚えていないという。まあ、当然といえば当然か。

 18時30分、新潟市万代市民会館にて、新潟のサポーター4人に集まっていただき、グループインタビュー。20代から50代の男女4名の皆さんに、クラブのこれまでと現状について、(書けない話も含めて)いろいろ興味深い証言を得ることができた。2時間のインタビュー終了後、焼き鳥屋に場所を移して飲み会。12年ぶりにお会いする人もいて、いろいろと話題は尽きなかった。

 22時30分に散会。ホテルに戻って原稿の続きをしてから、明日の取材場所を確認。新潟のトレーニング場はかなり遠いようだ。いろいろ思案したが、タクシー以外のアクセスが難しいようで妙案が浮かばず。午前0時30分就寝。

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