宇都宮徹壱ウェブマガジン

蹴AKE11は何によって支えられているのか? 地域リーグを網羅する謎のメディアに迫る<2/2>

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■J1から地域リーグ2部まで「すべて見せます!」

──ということで、今年3月にスタートした蹴AKE11ですが、いつもはどういうスタッフィングで配信されているんでしょうか?

参謀長 僕とマツメイラス松田、そしてディレクターと配信スタッフ合わせて3~4人ですね。場所がTRENTUNO31という、目黒の五本木の交差点にあるサッカーショップ。スタッフの1人がそこの店長なので(笑)。それ以外にも、各地域リーグの情報は人海戦術で集めています。

──情報収集は基本的にネットですか?

参謀長 そうですね。今は各地域リーグのHPが充実していますし、それぞれのクラブもSNSで情報発信しています。それらを拾って、最新順位などを自動的に反映させるシステムを、配信スタッフが作っています。ですから東京にいながらにして、それぞれの地域リーグの週末の試合結果が把握できるようになりましたね。

──そうして得られた情報を、どのように発信していくのでしょうか?

参謀長 毎週月曜のレギュラーの枠組みから言うと、前半はJ1の試合結果と順位表から紹介していきます。J2、J3、JFLと全国リーグが続いて、そこから地域リーグのコーナーになっていくんですね。北海道、東北、関東、北信越、という具合に。東北については2部北と2部南もやります。他の地域リーグ2部も同様です。

──そこまでやっているんですか! スコアと順位表を全部見せるわけですね?

参謀長 全部、月曜日に見せます。ただし試合内容については、あまり触れることはないですね。それは無理(笑)。それでも、蹴AKEの最初の2~30分を見れば、トップリーグから6部までの日本サッカーの概要がだいたいつかめるわけです。

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