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【無料公開】森保監督「何が変わったのか逆に教えていただきたい(笑)」  アジアカップ イラン戦会見(2019年1月28日@アルアイン)

<登壇者>

日本代表 森保一監督

森保 イランは今大会もそうですし、これまでの戦績や結果においてアジアのなかでも優れていて、手強い相手であるということ。厳しい戦いを覚悟して臨もうと。選手たちがいい準備と戦う姿勢をもってチャレンジすること。そして、われわれが勝ってきた(という)自信をもって試合を戦い抜き、勝利することができてよかったと思います。

 アウエーのようなスタジアムの雰囲気の中、たくさんの日本人の方や日本代表を応援してくださる方がいらして、またメディアを通して日本でも多くの方々がわれわれを応援してくださったと思います。日本代表を応援してくださった多くの方々に、選手たちのファイトする姿勢を見ていただけたことと、勝利をお届けすることができたことをうれしく思います。

──今日も粘り強く戦ったが、これまでの試合との違いがはっきり見えた。監督として、一番のポイントは何だったと思うか?

森保 何が変わったのか、逆に教えていただきたいです(笑)。私が言うと答えが決まってしまうので、あとで教えてください。変わったこと、変わらなかったことがあると思いますが、基本的にはあまり変わっていないかなと思っています。

 それは何かと言いますと、選手たちが今日のイランに対して、相手に敬意を払う。相手を知った上で、われわれが持てる力を最大限発揮していこうということ。個でもチームでも持てる力をすべて発揮しようというところで、選手たちが今日の試合を通して戦い抜いてくれたこと。勝利にこだわって戦い抜いたということは、変わらなかったかなと思います。

 変わったことといえば,やはり相手が非常に身体能力、フィジカルの強さを活かして攻め込んでくるというところで、選手たちが戦う姿勢をもって試合の入りからアグレッシブにプレーしてくれたということ。そこは、これまでの試合の展開とは変わったかなと思います。何よりも選手が今日は考えて意識をもって臨んでくれたのは、(球際の)バトルのところを戦うということ、セカンドボールを粘り強く拾うという部分でした。

 攻撃については、プレッシャーがある中、選手たちがボールをつないで、後ろから前線に配球してくれたことで、攻撃のいい形がたくさん生まれたと思います。今日のような痺れる試合の中で、なかなかボールを握るということは難しいと思いましたが、選手たちが勇気をもってチャレンジしてくれたと思います。

──昨日の会見では「日本はユーロ2004のギリシャのようなサッカーをしている」という意見があったが、今日の日本は攻撃的で力強い試合を見せてくれた。これは決勝に向けた日本の良い面と見てよいのか?(外国人記者)

森保 われわれがどう例えられたとしても、サッカーやチームの見方は千差万別だと思いますので、皆さんがどういう見方をされてもそれは自由だと思います。ギリシャのような戦い方がネガティブだとはまったく思っていないですし、今日の戦いの中では攻撃でも守備でも、アグレッシブにプレーすることができました。

 守備の部分では、粘り強く相手にやらせない。相手の攻撃を防ぐということもできたと思います。(攻撃と守備)どちらかだけでなく、いろんな戦いを試合の中で選手たちが対応力をもって、臨機応変にやってくれたことが、今日の勝利につながったと思います。決勝の舞台でも、われわれがやるべきベースの部分をしっかり保ち、理想を持った上でしっかり現実と向き合って、選手にはプレーしてくれればと思います。

──負傷退場した遠藤の状態について、どういう報告を受けているか。また、彼がストレッチャーで運ばれた時に、どういう声をかけたのか?

森保 遠藤については、左のもも裏に痛みがあるということで報告を受けています。そこで(塩谷と)交代ということになりました。彼にかけた言葉は、「よく戦ってくれた。この試合は勝つから」ということを。本人に届いたかどうかはわかりませんが。

<この稿、了>

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