宇都宮徹壱ウェブマガジン

上達のコツは「ほんの少し」の違いを知ること 徹壱スマホ写真塾開催に込められた思いと狙い

 2月最後の週末、27年目のJ1リーグと21年目のJ2リーグが開幕した。そして3月9日にはJ3リーグが、17日にはJFLが、さらに4月には地域リーグも相次いで開幕する。毎年この時期になると、無性に気持ちの高ぶりを覚えるのは、サポートクラブを超えた日本のサッカーファン共通の心情であろう。春と呼ぶにはまだ肌寒いけれど、厳冬の寒さに耐え忍んだ先にある、愛するクラブと仲間たちとの再会。何ものにも代え難い、この喜び。シーズン移行に一生懸命な方々には、なかなかご理解いただけないのかもしれないが。

 そんなシーズン開幕喜びについて、Twitterのタイムラインに全国から流れてくる画像に、すっかり魅了されている自分にふと気がついた。ファンやサポーターがどれだけこの日を待ち望んでいたのか、それぞれの思いがひしひしと伝わってくる。のみならず、ビブスを着たフォトグラファーが忘れかけている「フットボールがある幸せ」が、見事に表現されているものも少なくなかった。いやむしろ、職業的使命感がないファン目線だからこそ、そうした写真が撮れるのかもしれない。

 そこで思い至ったのが、昨日告知した「徹壱スマホ写真塾」の開催。ただし当企画は、先の「WMマスコット写真大賞」の二番煎じではない。今回の写真塾は(1)WM会員限定であること、(2)作品はスマホ撮影限定であること、(3)あえて「塾」をうたっていること、以上3点でマスコット写真大賞とは大きく異なる。なぜ、WMにて写真塾を開催するのか? そしてこの企画は、最終的に何を目指しているのか。あらためて会員の皆さんに向けて、ご説明することにしたい。

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